ニワトリって早起きなの?【たまご・鶏の慣用句】
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。ひさびさ!たまご・鶏さんの慣用句、第23弾です。
<三更まで灯りをともし、五更に鶏の声を聞く>(三更燈火五更鶏)
漢詩の一節で、現代中国でも用いられる表現です。
「夜遅く寝て、朝早くに起きる」
という意味になります。
となります。「更(こう)」とはかつて中国で使われていたちょっと珍しい時間の区分で、日が暮れてから夜明けまでの「夜」を五等分したもの。
一更が夜明けすぐ、五更が夜明け直前なので、三更だと大体午前2時-3時くらいでしょうか?夜明けが6時くらいと考えると、この慣用句は「たった3時間しか寝ずに超がんばる!」ってのを少しエレガントにした表現なんですねェ。(^^)
『三更燈火五更鶏で勉学に励む』、というような使い方をするようです。
◆夜明けイコール鶏さん
ちなみに鶏さんは必ず夜が明けてからしか卵を産みません。暗闇で割ってしまわないように、という本能からでしょうか?かならず夜明けとともに産卵を始めるんですね。なので、「五更鶏」はまさにその通りであって、ニワトリさんは夜明けの象徴というのは非常にうなづける話です。