たまご殻の上を歩いたら・・・(たまごの慣用句)
こんにちは!たまごのソムリエ、こばやしです。
たまご鶏のことわざ第31弾、今回は英語圏から。
<たまごの殻の上を歩く(walk on eggshells)>
と書いて、「慎重に行動する」ことを言います。 ヒヤヒヤしながら行動する、そんなニュアンスもあります。 そりゃそうですよねー、カラの上を歩くんですから。 日本でいう「薄氷を踏む思い」ですね。
一般的に「薄い」の代名詞として「卵の殻」で表現されることは良くありまして、たとえば薄い白磁器は英語で「チャイナ エッグシェル(china eggshell)」 と呼ばれます。 イメージしやすいですねー。
ことわざに話を戻します。
昨年の米国ニュースを例にとると、
「卵殻の上のレース(Racing On Egg Shells)」
というタイトル記事がありました。 これは、米国の自動車レースで、新型世代マシンが導入された事に関するニュースです。
トップドライバーのケセロウスキー氏は、
「まだまだテスト状態でヒヤヒヤするよ。 みんな卵の殻の上にいるってことさ。 ドライバーだって卵の殻の上、ファンだって卵の殻の上にいる気分だろうね。 メディアだって、運営本部だって卵の殻の上にいる気分だと思うよ。」
・・・・・・と、たまご連発のコメントをしています。 まだ慣れてない事に対するヒヤヒヤ慎重さを、卵の殻という慣用句で表現しているんですねー。
◆実はけっこう固いたまごの殻
ちなみに卵の殻は、長軸方向(タテの上下からの)に対する力に対しては、一個のたまごでなんと7kgもの荷重に耐えられます。
つまり、1パック10個の上ならば、大のオトナが乗っかる事ができるんですねー。 きちんと並べたならば車だってその上に乗れるんです。 えへん。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。