たまご・鶏のことわざ・・・その17 先生に説教はNG
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
たまご、鶏さんのことわざ、第17弾です。今回はロシアから。
<たまごに鶏を教えることはできない>
(Яйца курицу не учат.)
で、「若者が年長者に意見してはいけません。」という意味です。「自分よりも優れた人物に説教してはいけない。」というニュアンスも含まれています。
なるほど、とかく若いうちは根拠の無いプライドだけが高くて、先輩・上司のやることが気に食わなかったり、「あのヒトはわかってない!オレの方がすごいのに!」・・・なんて反発心を持っちゃったりすることがあります。
私も若い頃、上司先輩にアタマごなしに叱られたことが何度もあります。「いいから黙ってオレの言う通りにしろ!」ってなヤツです。
その時は「自分の方が正しい!」と思ってましたが、今思えば、自分の業務だけ・狭い範囲だけの浅い意見、議論するレベルにすら立ってなかったんですねェ。 まさに「ひよっこ」。 思い返しても反省しきりです。(^^;)
せめて同じ土俵、同じ「ニワトリさん同士」になってから優劣成否の判断をすべきである。 この諺(ことわざ)はそういう意味ではないでしょうか?
ちなみに「知識人・インテリ」の事を欧米では「たまごアタマ(Egg Head)」と言います。 卵そのものは「知識の象徴」という側面もあるので、「たとえ“知識”はたくさんあっても経験に裏打ちされた年長者の“知恵”にはかなわないんだよ。」という意味もあるのかもしれませんね。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。