たまご・鶏のことわざ・・・その14 鶏とタマゴ、タヌキと熊
こんにちは!たまごのソムリエ、小林ゴールドエッグのこばやしです。
たまご、鶏さんのことわざ、第14弾です。今回はドイツから。
<まだ産まれていない卵を気にかけるな>
(Kümmere dich nicht um ungelegte Eier.)
英語では<孵化してない鶏を数えるな>という諺があります。(“don’t count your chickens before they’re hatched”)
どちらも同じ意味で、ようするに「獲らぬ狸の皮算用」ですね。「飛ぶ鳥の献立」なんていう言い方もあります。
◆毎朝生まれるとは限らない
ちなみにニワトリさんは毎日確実に卵を産むわけではありません。卵を産んでくれる確率を“産卵率”と言いますが、若いニワトリさんでだいたい90%くらい、ある程度年を取っちゃったニワトリさんでは70%前後になります。 明日生んでくれるかどうか?はわからない訳です。
そして卵からヒヨコになるのも、残念ながら100%確実ではありません。 状態にもよりますが、だいたい95%から98%くらい。 諺でいうと、ドイツの諺(たまご)より英語の諺(ヒヨコ)の方が、未来に対して厳しい戒めとも言えますね。(^^;)
そういえば「獲らぬ狸の皮算用」ですが、英語では「獲らぬクマの皮算用」“Catch your bear before you sell its skin.”
という諺もあって、考えることは同じでもスケールの違いを感じますね! (^^;) タヌキくらいなら狩猟の予想も立ちそうですが、クマとなるとホントに獲ってこれるのか、“皮算用”するにも大変そうだなァ。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。