卵の殻で海を渡る【たまごのことわざ】その28
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
たまご・鶏さんのことわざ第28弾、今回は英語圏から。
<卵の殻で海を渡る> (It’s hard to sail over the sea in an eggshell)
「ぜったい不可能なこと」を意味します。そんなムチャな!と言いたい時に使う表現なんですね。
なるほど、確かに。
荒波にたまごの殻を浮かべることを考えると、そりゃ無理だろう。というイメージがすごく浮かびますね。
◆そうは言っても頑丈!たまごの殻◆
ちなみに卵のカラは4層構造から成っていまして、軽くて薄くてすごく強度が強いんです。 わずか0.3mm程度の厚さしかありませんが、なんと!7kgもの耐荷重に耐えることができます。
卵殻のことを英語で「シェル(shell)」と呼びますが、強固な卵が『シェルター』の語源となったという説だってあるんです。
また、たまごの殻は炭酸カルシウムでできていますが、この物質は鉄鉱石から不純物を取り除き、強靭な鉄をつくるために欠かせない素材なんですね。
卵のカラで海を渡るのはムズカシイですが、巨大なタンカーが建造できて大洋を横断できるのも、卵のカラ主成分のおかげ!とも言えるんです。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。