まず最初がカンジンです!【たまごのことわざ その61】
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
たまご・鶏のことわざ第61弾、今回はオランダの古いことわざ。
<最初の卵を産むには、最初の卵から始めないといけない>
(To lay down the first egg, you have to start with the first egg)
道理や順序を違えてはいけない、
そういう意味ですね。
日本で言うと「千里の道も一歩から」でしょうか。
基礎ができていないのに
ついつい
『もっとラクで早い手段があるんじゃなかろうか。』
そう考えてしまうこともありますが、
やっぱり一手、一手順番に、ですよね~。
卵はお母さんニワトリの「卵管」という場所で2週間ほどかかって卵になります。
ほぼ毎日一個ずつ生まれますから、
でき始めの卵から→生まれる寸前の卵まで、
順々に『2週間分のたまご』がお腹に詰まっています。
最初に黄身
その次に白身
最期に卵のカラができます。
今日生まれたたまごは、
黄身ならば「2週間前」に
親鶏さんが健康で良い環境だったかどうかが影響し、
卵のカラが丈夫かどうかは
「昨日」の環境が影響します。
できる順番、このルールには例外は無いのです。
そういう意味では、
上記のことわざは人生訓として良い例えだな~と感じますね。
ちなみに、
このことわざを元にした巨大アートがあります。
オランダ人アーティストのハンク・ホフストラさんという方が、地元の街に作った物。
10年ほど前の短期間だけでしたが、かなりの反響があったとか。
ぜひ直接見てみたかった!
子供達にもことわざメッセージが伝わりやすいかもしれないですね~。
僕たちにとっては、
まず今日のお客様ひとりひとりに満足してもらうこと、
それを忘れてはいけないよ。
そういう基本に、立ち返りなさいよ、というメッセージです。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。