ちょっとだけ、では止められません【たまご鶏のことわざ その60】
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
たまご鶏のことわざ第60弾、今回は中国から。
<月に一鶏を盗み以て来年を待つ>
毎日鶏を盗み続けている男がいました。
知人がそれを見咎め注意したところ、
「わかった。じゃあ毎日じゃなくて『月に一羽だけ』盗むことにして、来年になったらスッパリ辞めるよ。」
と返答されてしまった…。
孟子さんと言う方のお話です。
この事から転じて、
「悪事ってのは、なかなかやめられないものだ」
「少しずつ止めよう、なんてただの詭弁だ」
という表現として用いられます。
まぁそうですよね。
悪事じゃなくっても、
たとえば禁煙やダイエット
「来年から!」なんて言葉が、どれだけ信用性が無いかなんて、みんな知っていますよね(笑)
そういえば今年はピエール瀧さん、沢尻エリカさん、田代まさしさん再逮捕など芸能人の麻薬所持逮捕が相次ぎました。
心理医のゆうきゆうさんはその著書で、
「やめられないこと」から脱却するには、とにかくそこからスッパリと『距離を置くこと』だけが唯一の解決方法だ。と述べています。
回数を減らす、という中途半端な対策は、本人も苦しいだけ、依存から抜け出すことはできないんだそうです。
今月は師走ですが、タバコに、スマホゲーム、お酒中々…やめられないあなた様・・・「来年から」なんて考えずに『今!』の決断をする勇気をもってみてはいかがでしょうか!?
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。