目が見えない鶏でも‥‥‥【たまご鶏のことわざ その66】
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
たまご・鶏のことわざ第66弾、今回はドイツから。
<目の見えない鶏でも小麦に行き当たる>
とにかくトライ続ければ良いものに当たるよ、の意。ヘタな鉄砲数撃ちゃ当たる、ですね。
東欧にもまったく同じ表現のことわざがありまして、これは『才能がなくっても努力すれば成功するよ』の意味だったりします。
どちらもポジティブな意味ですね。
ちなみに鶏さんはあまり目が良くありません。
高く飛び、遠くを見通すワシやトビは人間の4倍もの視力があります。
でも鶏さんは……視力で言うと0.07程度。
視力検査でいうと、一番上の大きなマークがまったく見えないレベル。
そして、さらに夜は何にも見えなくなります。
夜見えない「鳥目」という言葉は、もともと鶏さんが由来なんです。
なんで鳥によってこんなに違うのかと言うと、
これはやはり空を飛ぶ必要がなくなった事が大きいんじゃないかと思います。
遠くまで見る必要が無いわけですから。
その証拠に、同じく空を飛ばない鳥たち、
ペンギンも視力0.1程度でほぼ鶏さんと変わりませんし、
オーストラリアのキウィにいたっては全く目が見えません。
とかく生き物は無駄なリソースには極力エネルギーを割かないように進化しますので、恐竜→鶏の進化でいろんなものを捨てて『洗練されてきた』結果だとも言えます。
コロナ禍、ふたたびのまん延となっており先が見えない状況ではありますが、僕たちもニワトリさんのようにとにかく行動・トライで結果につなげていくしかないですね!
ここまでお読みくださってありがとうございます。