こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
たまご鶏のことわざ27弾、今回はスコットランドから。
<ナイフの背で卵を割れるのに、石を用いる必要は無い>
(Never take a stone to break an egg, when you can do it with the back of your knife.)
『おおげさな方法をとらず、ちゃんとした手段をとりなさい。』というような意味です。以前ご紹介した中国のことわざ、「牛刀割鶏」と同じような意味ですねー。
『ナイフの背 = 妥当な方法』、というのは面白い表現ですが、これはおそらくイングリッシュブレックファストとして世界的に有名な「英国風半熟ゆでたまご」を割るときの事。ゆでたまごを割るのにはナイフを使うのが正式マナーとされているんですね。
正式にはコツコツとナイフで切るようにぐるり“切れ目”を入れるのがマナーです。
あまり良くないマナーだけれども、てっとりばやいのは、エッグスタンドに置かれたたまご上面をテーブルナイフの横っぱらでパコン!と叩いてやること。上っ側が平らになってキレイに取れるんですねー。
だからでしょうか? 海外では、料理中にもナイフでカン!とやって生卵を割る人を時々見かけます。日本ではあんまりやらないので、なんだか新鮮です。
ナイフじゃないですが、こんな動画もあります↓
カッコいい!ここまで来ると「お金が取れるレベル」ですが、ことわざと逆に超大げさですね!言うなれば「ナイフの背で卵を割れるのに“曲芸”を用いる必要は無い」・・・・・・なんて新しいコトワザになりそうです ^^;
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。