たまごを語る楽しみは…
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
「ワインを飲む楽しみの半分は、
語ることにある。」
これはアイルランドの作家
モーリス・ヒーリー氏の言葉です。
なるほど。
ワインにそれだけのストーリーと
多様性、ドラマがあるからこそですが、
たまごの場合は楽しみの何割が
「語ること」にあるんでしょうか…?
以前、大阪で行列のできる洋菓子店
「りくろーおじさんの店」の
スタッフさんとお話した際、
「当社のチーズケーキには
『5つの食べごろ』があるんです。」
と語っておられました。
焼きたてすぐのふわふわの美味しさ、
ちょっと落ち着いてからの濃厚な味、
冷蔵庫で一晩寝かせてから食べる
しっとりとした食感……、
いろんな魅力を調べぬいて
お客様にそれぞれの食べ方を
わくわくと共に伝えていました。
それが繁盛とストーリー、
次のファンを作っていくわけですね。
我々だって、
卵のいろんな魅力を
伝えていく必要があります。
あなたのお店はいかがでしょうか?
「たまごは産みたてが美味しい。」
こういうハナシは昔から
良く出ていまして、
だから通販でも「生みたて直送♪」と
うたうところが多く出ています。
でも、届いたたまごを即日全て食べる人は
ホンの一握りでしょうし、
生みたて以外の
ステキな卵の食べ方だって、
5つどころじゃなく
沢山あるんですよね。
どちらかというと、
僕たちはかなりマニアックに
たまごの事を調べている方だと思っています。
「こんな食べ方したら美味しかったよ!」
「〇日目のたまごは、この調理が最高!」
なんてお客様といっしょに
試行錯誤の情報交換で、
新しいたまごの美味しさ世界が
生まれれば、
たまごの世界ももっと深まって、
魅力的になってくるでしょう。
「卵を食べる楽しみの半分は、語ることにある」
そんな格言のある世界の方が、
世界は面白い!です。
ぼくたちも、
ぜひどんどん卵の価値を、
根拠と自信をもって
皆さんと伝えてまいります。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。