あなたのお店が儲かると、罪悪感を感じるスタッフがでてくる!?
あなたのお店では、スタッフさんに
何を伝えていますでしょうか?
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
以前、得意先のパン屋さんオーナーから
こんな話を聞きました。
「僕の親はまじめな公務員で、
毎日夕方5時半過ぎには帰ってきて
みんなで食卓を囲める家庭だった。
なので、子供のころから
なんとなく、
『儲けイコール悪いこと』
『バリバリ稼ぐ=悪いコト』
みたいな感覚があるんだよね。
もちろん、繁盛して儲けると
雇用も増えるし給料も増やせるし
税金も多く納められるし
良いコトがたくさんある。
理屈では分かっている。
だけど、
どこかで“悪い事かも?”
…と感じてしまっている。
そんな瞬間がある。
なので、こうやって創業して
パン屋をやっていても、
『儲かるのは良いコトだ。』って
絶えず自分に言い聞かせながら
仕事している。
ウチの社員さんも同じなんだよね。
世の中の人間は、
『儲けることに
罪悪感を持っている人』と、
『儲けに良いイメージを持っている人』
に分かれる。
育った家が商売やっていたのか
それとも親が勤め人なのかで違う。
自分がそうだから、
スタッフには
『利益をだすことの意義』
『利益でどうやって
お客様にステキなメリットを
出していくのか』
を絶えず伝えているんだよね。」
そんな話でした。
なるほど・・・。
たしかに、たまご屋3代目の僕は
生まれた時から家で
商売をやっていましたので、
『儲ける』という言葉には
一種の尊敬イメージがあって
嫌悪感はありません。
ただ、母は公務員でしたので、
なんとなくキチッとしたところ
があって、僕が小さい頃は
「お金は誰が触ったか
分からないんだから、
触った時は良く手を洗いなさい。」
と言われていました。
衛生的観念の意味であった
とは思うのですが、
もしかすると「お金」に
ネガティブな感情があったかも…
思い返してみるとそんな風にも
感じます。
勉強の場で、
酒屋の2代目とか
食品工場の後継者とか
「家が自営業だった現経営者」
と議論することがあるのですが、
みなナチュラルボーン商売人
というか、
「え!?儲けたらステキじゃん。
それがイヤな人なんているの!?」
というカンジです。
でも、社員さんは、
その生まれによって感覚がちがうかもしれないんです。
だから、「理念」とか「ビジョン」とか
利益を出して
どんなステキな世の中にするのか
を伝え続けないといけないんですね。
前述の社長さんのお話は、
『何のため』
商売の意味を伝えることを
サボってはいけない、という
自分への戒めになりました。
僕たちは、たまご屋ですが、
たまごを売るのが目的ではありません。
「美味しさ」と「健康」
そして「繁盛」を届けるのが目的です。
たまごって、
調理の仕方でめっちゃ価値が上がる、
お店でお客様にワクワクしてもらい
しかも利益をしっかり出せる
かなりステキな食材なんです。
繁盛して稼ぐことも
かせいでもらう事も
とってもステキだという事を
僕たちも発信し続けて参ります。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。