「総菜コロッケ」と「外食たまごメニュー」は同じ魅力
飲食店さんでは、何のために“卵”を使うのでしょうか。
「安い食材だから」「メニューのため」
…だけじゃない役割があります。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
突然ですが、
スーパーで売っている総菜コロッケと
飲食店のたまご料理の役割って、
実は同じなんです。
少し前に「コロッケの面倒くささ」
についての議論がTwitterでバズっていました。
コロッケって、
買うとお手頃な価格だけど
自分で作るとなると
めっちゃ手間のかかる料理なんですよね。
売っている総菜コロッケが
かなり高レベルで美味しい
なのに自分で作るとなると、
手間がかかりすぎて
それに見合った家族の満足度になりにくいわけです。
だって、売ってるものを
買ってきたら、かなり美味しいわけですから。
価値と手間のギャップ
これが、総菜コロッケの魅力なんですが
飲食店さんのたまご料理にも
同じことが言えます。
たまご料理って
家庭でも頻繁に作られていますが
ある一定の料理以外は
けっこう調理スキルを必要とする
料理が多いんですよね。
めちゃめちゃ美味しいオムライス
めちゃめちゃ美味しいだし巻き玉子
親子丼…
どれも、家で調理はしますが、
けっこうな技術が必要で
プロの料理と大きな開きがあります。
たまご料理はこの差が、
ほかの料理よりも大きいのです。
以前にご紹介しましたが、
毎年キューピーが出す「たまご白書」によると、
卵を食べたいけどもガマンしている。
作るのが面倒くさいから
作る技術がないから
という方が、かなりの割合でいらっしゃいます。
ですので、
飲食店さんのたまご料理が
お届けする価値は、
『面倒くさい手間の提供』
なのです。
ですから、
飲食店さんのたまご料理は
「より面倒くさく見える」
ほど、単価が取れます。
温泉玉子が比較的高くても
受け入れられるのも、
温度管理などが自宅で面倒だからですね。
そうすると、
お店でのご提供の際に
魅せ方によって、より人気が増し
高単価でも受け入れられやすくなる
その方向性がはっきりしてきます。
ふつうのオムライスよりも
ドレスドオムライスの方が
面倒に見えますし、
吉野家の朝定食の
たまごかけごはんは200円ですが、
トッピングをふんだんに準備した
土鍋ごはんのたまごかけごはんは
1000円でも大人気です。
味の美味しさも大事ですが
「めんどうに見える」
このキーワードの力を
ぜひご飲食店様は
たまごメニューで意識して
頂ければご繁盛につながります。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。