ウソにならないたまごの良さアピールを
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
いよいよ四月ですね!
というか、エイプリルフールですね。
毎年ちょっとしたイタズラをブログでしてましたが、
今年はお休みして、
いろんな企業さんのウソを見て楽しんでおります。
個人的には、
銀のさらさんのネタがツボでした。
【新商品のお知らせ】
「銀のさら」はこの度手軽に銀のさらのお寿司を味わっていただける「飲むお寿司」を開発しました。4月1日新発売!!#銀のさら#飲むお寿司#エイプリルフール pic.twitter.com/pLXY7HAMm1
— 宅配寿司 銀のさら (@ginsara_jp) April 1, 2022
「寿司ドリンク」って。
微妙にまずさが想像できるのがイイですね。
さて、
たまごの良さ、をお伝えするときに
それが「うそ」になってはいけない
そう思うんです。
たとえば、
「このたまごは放し飼いをしているのでおいしい。」
とお店で発信したとします。
でも実は、
自然に放し飼い イコール美味しいでは無いかもしれません。
実際に、茶畑や柚子畑で放し飼いをすると、
非常に香りや味がスッキリとして、
たまごの味に淡麗な美味しさが出ます。
それでケーキを焼いたり、
柚子胡椒やかつおだしなど
香りの良いものと合わせると
おいしさの相性は抜群です。
ですが、
そんなたまごも「お肉」と合わせるなら
逆にその適正がマイナスになることが…
すき焼きなんかに使うと、
お肉のうまみまで、あっさりさせて、
物足りないカンジにしてしまうことがあります。
むしろ、超クセの強い味のたまごの方が、
肉の旨味と相乗効果が高いんですね。
同じように、
「黄身の盛り上がりがスゴイ」
イコール「美味しい」でもありません。
そう言っている卵屋は多いのですが、
これも料理によって違います。
たまごかけごはんや
目玉焼きでは、
その鮮度からくる高い粘弾性が
濃厚でおいしい料理になります。
ですが、
玉子焼きやオムレツを作ると、
白身が凝集しちゃって、
逆に固くておいしくない料理になります。
つまり、
「なんとなく」のイメージで、
このたまごは美味しいんだよ!
なんて言っているケースがあるんですね。
すなわちウソになってる・・・。
ですので、
「黄身の張りが強いたまごなので、
舌に滑らかな食感がばつぐんです。」
のように、
ぜひ根拠までお伝えする
アピールがイイなぁ、と思いますね。
昨今では、
食べるお客さまもネットで情報交換
をされ、とても高度な食の知識を
お持ちの方も少なくありません。
「つまめるので美味しいんです。」
なんて気軽に言うと、
「それってなんで?根拠は?」
なんてツッコまれることもあり得ます。
ぼくたちたまご屋もさらに学び、
お店さまと、本当に心に響く
ただしい伝え方をしていければなあ、と思っています。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。