小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

稲穂のような出会いにワクワクします。

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

パソコンが出張先で壊れまして、

とても往生しながら仕事をしております(汗)

 

タブレットでこの文章も打っておりますが、

慣れないとホント大変ですね・・


少し前に

取引先様主催の展示会に出展させていただく機会がありました。

足を留めていただいた方に本当に感謝です。

 

料理別専用たまごほか、

ご繁盛につながる卵を

いくつかご提案させていただきましたが、

このご縁が、

新たなお客様のワクワクに

繋がりますこと、とても楽しみです。

 

先日ある農業関連の本を

読んでいましたら

「人類は落ちない稲穂を偶然発見したところから、農業が始まった」

ということが書かれていました。

 

植物は、当たり前ですが、

実った種が散らばることで

自分を広げます。

 

小麦の穂や稲の穂も同じで、

実ったら下にバラバラと落ちるはず。

 

ですが、偶然、

実っても穂についたままの品種が生まれた。

 

そして、それを見逃さなかった人がいた。

すると、大量の稲穂を実がなるまで育て

大量に収穫できる・・

すなわち農業の始まりとなった訳ですね。

 

そこから、コツコツと増やして

今ではお米は4億8000万トン/年に、

小麦は7億8000万トンに広がった訳ですね。

 

うーん、すごい。

卵も似たような歴史があります。

かつて鶏は、

一年にほんの一時期しか

卵を産みませんでした。

春だけしか産まなかったのです。

 

そりゃそうですよね。

ツバメだって、スズメだってそうです。

 

さらに、

鶏は卵をみると温めたくなる。

温め始めると産まなくなる。

そんな本能があります。

 

ところが、偶然にも、

季節関係なく

産む鶏さんが出たのです。

 

さらに、産んでからも、

温めないし、

卵を見ても産卵ストップしない。

偶然にもそんな種が生まれました。

 

それを、人類は見逃さなかったのです。

 

で、大切に育て始めたのですね。

それが今では世界に230億羽。

人類の3倍を超えています。

すごいですね。

 

落ちない穂のすごいメリット

季節によらず産む鶏のすごさ

 

これを見逃さなかった人は

一体どんな人だったのでしょうね。

時々想像してしまいます。

 

その人がいなければ、

今も人類は飢え続けていたかもしれません。

 

今回参加させていただいた展示会でも、

僕たちがご提案した取り組みや商品が

 

「見逃さない」

「価値を活かす」

そんなお客様のおかげで

 

僕たち、自分では思いもよらない

食べるお客様の価値を

生んでくださるかもしれません。

 

他とは違って実を付けたまま育つ

変わった稲穂の縁のように

 

新たな価値を見出す方とのご縁が

もし!世の中を変えるなら素敵だなあ、

とワクワクしております。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

 

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき2022年05月26日