家庭料理の魅力
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
イタリア人が食べている
料理はイタリアン
フランスで食べる料理は
フレンチです。
では、日本で日常食べる
料理は、なんでしょう?
「そりゃ『和食』とか
『日本料理』だろう?」
とおっしゃるかと思います。
ですが、
よ~く考えてみますと
僕たち日々の食事で
食べているのは「和食」
じゃないですよね。
例えばウチの昨夜の
晩御飯は「チキン南蛮」
でしたが、
これは和食・・・?
のイメージではありません。
作家の村松友視さんのエッセイに
「日本における和食や日本料理は
我々が普段家で食べる家庭料理と
まるで違っている。
外の店で食べる料理と
家庭で食べる料理に
これだけ差がある国は珍しい
のではないか。」
というお話がありました。
たしかに、家庭で
味噌汁・ごはん+おかず
という家庭料理って、
料亭で食べる料理とは
メニューも考え方も
ぜ~んぜん違います。
でも、
たとえばイタリアンでしたら、
お店のイタリアンと家庭料理
に大きな差はありません。
「パスタなんて外でしか
食べないよね~。」
なんてことはないんですね。
チャーハン食べない中国の家庭も
無いわけです。
でも日本だと、
懐石料理なんて
食べる家庭のほうが
超レアでしょうし、
料亭のように
香の物とごはんが
最後に出てくる
…なんて家庭は
ほとんどないでしょう。
和食=日本人が普段に
食べている家庭料理じゃない
ということです。
なかなか興味深いですね~。
中華料理と中国料理
みたいな、
何か、別の呼び方があったほうが
良いのかもしれません。
B級グルメ、ともちょっと違いますし。
日本家庭料理?とか
大戸屋や吉野家さんなど
家庭料理や定食系の認知度は
海外でも上がっていますが、
たまご料理でも
僕たちが家庭で食べる
甘い玉子焼きや
野菜たまご炒め
みたいな
もうちょっと家庭よりの
料理で、まだまだ外国の
方にウケる要素があるの
かもしれません。
コロナ禍が2類認定となって
海外の方がふたたび日本に
たくさんいらっしゃるように
なれば、このへんに
新たなニーズが出てくるかも
しれませんね。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。