小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

「それ意味あるの?」ってことってありますよね?

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

先日入ったカフェが紙ストローでした。

最近増えてますね~。

 

環境配慮、悪いことではないのですが、

ただ・・・

ちょっと違和感があったのは、

そのお店の“容器”はプラスチックだったのです。

紙カップならともかく

これじゃぁプラスチック量は

下の写真と変わらないのでは…

ホントのところ、

意味があるのかなぁ?

そんなことを考えてしまいました。

 

いや、ストローは細長いから

海で問題になるのは知ってますが、

東京都内のエキナカ店で

配慮する要素でもないですよね。

 

「なんとなく意味のなさそうな要素」

って、たまごの業界でもありまして、

 

たとえば「業務用たまごの㎏固定」。

慣習的に取引のしやすい10㎏など

キログラム重量での流通になってますが、

そのためにひと箱の中身は

計量にあわせて空きスペースができます。

 

たとえばMサイズのたまごなら

10㎏は164個平均で多少のブレがありますから

ひと箱にもっと多く入る空きがあるんです。

 

よくよく考えると

10個入りパックに9個しか入れずに

流通するようなものですから、

なんだかヘンなカンジです。

 

じっさい、

愛媛の鶏卵会社さんが

卵パックと同様に

「常に満タン」の販売にすることで

配送コストを1割下げた

そんな取り組みもあります。

 

細かな計量も必要ないですし、

お客様が納得ならそれで良いんですよね。

 

あと、ビタミン強化卵も、

個人的には再考の余地があると思っています。

 

飼料で

特定の栄養分をたっぷり食べさせ

そのほんの一部だけたまごに入る。

それを人間が食べる。

 

たとえばビタミンEなら、

ごまひとつまみ食べたほうが

良くとれるかもしれません。

 

ならニワトリに食べさせる

そんな手間かけなくても良いんじゃないの…!?

と思うこともありますね~。

 

意外と飲食店さんでもこんなこと

あるんじゃないでしょうか。

 

以前、肉まんをつくる食品会社さんで

手作業でやっていた上部のねじねじを

億単位の投資をして機械で自動化した

で、いよいよ工場稼働の時に

現場担当の方が

「この線って無くちゃダメですかね…?」

とポロっと言った…。

 

そんな話を聞いたことがあります。

良く分からないけども

慣習的にやってること

早めに一度見直してみるべき

なのかもしれませんね~。

 

ここまでお読みくださって

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき2022年07月29日