「生」の魅力ってホントすごい
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
少し前に、
「生つくね」なる
料理を出していた老舗
鶏料理屋さんがありまして、
「これ大丈夫なの!?」
という料理研究家さんの指摘から
問題化、その後お店はたたまれる
という事がありました。
百年近く続いた名店であって
ファンも多く、実際に食中毒が
出てなかったという点からも
擁護する方も多くでて
賛否が広がっていたんですね。
個人的には
「残念だけど確かに問題だし
仕方のないことだなあ。」
と思っています。
なにせ、昨年出た食中毒の
2割以上が生鶏肉由来の
カンピロバクターです。
過去出てないは
擁護にならないのですね…
◆『生』に熱狂する日本人
でも日本人って、
ホント『生』が大っすきなんです。
これ、お刺身や肉に限ったこと
じゃなくて、
僕も今年すこしご縁がありました
ローソンの
『生カスタードシュークリーム』
は発売後わずか10日で百万個も売れる
大ヒットになりましたし、
(ローソンのCMに出させてもらってます【たまご差別化メニューの発信について】 | たまごのソムリエ日記)
「生ドーナツ」ボンボローニ
もとても話題になってきています。
過去には生チョコブームなんてのも
ありましたよね。
とにかく「生」と付くと皆
「おっ!?ちょっと食べてみたいな。」
という欲望がふつふつと
湧き上がってくるのです。
僕もかなりそうです。
これっていったいなんでしょうね?
なぜ、日本人はそんなに生が好きなのか?
◆めっちゃ広い「生」の定義
「生」の定義って言っても、
お刺身の生と、クリームの生って
ぜんぜん違うんですよね。
生ビールだって、生醤油だって
それらとぜんぜん意味合いが
ちがいます。
そもそも生クリームだって
生じゃないと作れないわけですから、
これを「生」と呼ぶなら
たとえば生の卵黄を使う
マヨネーズだって、
いいようによっては
「生マヨネーズ」って
言いはる事だってできる
わけです。
そのうちに
生の食材を使うものは
「生カクテル」とか
「生ベーコン」
「生サラダ」
みたいなものさえも
出てくるかもしれません。
いや、
この広い「生」の定義に
入る料理ならば、
試しにお店のメニューに
「生」の一言をつけるだけで
ぐっと訴求力が変わってくる
かもしれません。
「生データ」みたいな用語も
ありますが、「生」には
「従来やっていた加工業務を
していないもの」
という意味もあります。
「生」でメニューの
フレッシュさをうたい
手順を簡素化して作業性を
あげることも可能かもですね。
そういえば、
「今夜の晩御飯は『生オムライス』です。」
と奥さんからメッセージがあって
帰ってみたら「たまごかけごはん」だった。
という面白話がネットで
ウケていたことがあります。
たしかに生オムライスです
たとえば
洋風のたまごかけごはん
でも美味しいレシピが
たくさん作れます。
そんなものこそ、
日本人の「生」ごころをくすぐるため
洋風生オムライス
生カルボナーラ
みたいな訴求を
考えてみても良いのかもしれません。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。