小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

『四国』から受ける「なんとなく」は武器になる!?

四国は畜産として非常に有利では、というお話です。


『日本でゾンビ映画の
ヒットは難しい』
と聞いたことがあります。

全米興行収入〇位!のホラー
ヒット作品でも日本で非公開
なんてのも珍しくないのだとか。

なぜなら火葬だから。

根源的な
「腐った死体が埋まってるかも。怖い。」
というイメージが無いんですね。

かわりに、
カタチが無くて怖い
『怨霊』みたいなのが
日本人にとって
「なんとなく」
恐ろしいわけです。

もちろん日本でのヒット
ゾンビ映画もありますし、逆に
『リング』みたいな和製ホラーも
米国でリメイクされたりもしていますが、

おおむねそんな
傾向ってありますよね。


話変わって、この

「なんとなく」って感覚

じつはスゴイ武器になるのって
ごぞんじでしょうか?

以前、東京の有名デパートの
バイヤーさんに

「関東の人は四国をジャングルだと思っている。」

とおっしゃっていただいたことがあります。

いや、べつに
失礼な意味じゃなくて。
それほど未知の場所
だという事です。

これ、
僕が住む近くの喫茶店から
見た風景ですが、確かに
田舎ではありますけども、
まあジャングル…
というほどじゃないです。
たぶん。

ただ、
広大なエリアに人口の
わずか3.2%

横浜市と同じくらいの
たった380万人しか
住んでませんから

人がいないエリア
がとても多いのは事実です。

また、関東の方にとってみれば、
四国の自然「以外」の情報
露出が少ないですし、
そもそも情報じたい
目に触れません。

九州地方は工業化された
部分も含め、情報なんかも
多く出てますし、

東北や北海道だと、
関東から電車一本で行けたり
アクセスも良くて
どんなところか
わりと良く知っている人って
多いのです。

ですが、四国は

「行ったこと無いなぁ。」

という人が多く、情報がないのです。

ですので、
「なんとなく」でいいますと、

「なんかすごく田舎?」
「なんかよく知らない遠い場所」

という感覚のが大きいのです。

これが、
たまごなど畜産で言いますと
意外な武器になります。

「四国の自然を活かした
開放式農場の手摘みたまごを
産みたてその日に出荷します。」

というワードは、
たとえばご飲食店さまで表記すると
お客様は

「それはすごそう。」

と思ってもらいやすいのだとか。
取引先様のテストでは
書くと書かないのでけっこうな
たまご料理の評価の差がでています。

ちなみに関西エリアだと
「四国から出荷」に
「すごいジャングルから来たイメージ」
はさほど無いようです。

ローカル情報に触れたり
行ったことある方も多いからでしょうか。

なんにせよ、関東エリアのお店さんは
四国由来の畜産や食材の表記に
エリア的「なんとなく」のイメージを
活用してみるのも手ではないでしょうか。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき2022年10月11日