新メニューで迷う「ギリシャ料理問題」とは・・・!?
本日はお店の料理の「伝え方」について
つらつらと書きます。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
こばやしが勝手に
「ギリシャ料理問題」
と呼んでいる事象があります。
いや、これギリシャでも
ナミビア料理でも
エチオピア料理でも良いのですが、
たとえば、
ギリシャ料理を食べたことがない人がいるとします。
で、その人が
初めてギリシャ料理を食べ
「すごくうまい!」となったとして、
それが
「ギリシャ料理がどれも美味しい!」のか
「そのお店の味が特にすばらしい!」のか
わからない、ということです。
言い換えるならば、
味の感動を人に伝える際に、
「ギリシャ料理って・・・」
と伝えるのか、
「あのお店がスゴイ・・・」
と伝えるのかは、食べた人の
判断によるわけですね。
だからどうした、
と思われるかもしれませんが、
外食事業のお店さんにとっては、
意外と重要な問題です。
もし新しいメニューを
作ったとして、
そのメニューがお店の評価に
きちんとつながる伝え方を
しなくてはなりません。
たとえばペルー料理に
ウェボス・ア・ラ・ラボナ
というたまごにパクチーと
玉ねぎを使ったサンドイッチ、
朝食で定番のたまご料理が
ありますが、
仮にフェアで
これをお店のメニューに
入れるとすると、
『ウェボス・ア・ラ・ラボナ』
と書くのか、
『ペルー風目玉焼きトースト』
と書くのか・・・これは
お店とお客様の
関係性でとても重要になります。
ファンが多いお店なら前者
これからのお店なら、
後者であるべきでしょうね。
以前に松屋で
ジョージア料理の鶏煮込み料理
『シュクメルリ』を出して
大ヒットしましたが、
これはある意味お客様が
松屋のメニューに対して
信頼性を持っていたから
そのままの名前で
できたのだと思うんです。
いずれにせよ、
あなたのお店で、新たに
オリジナル料理とか
珍しい料理を始めるなら、
どこまで分かりやすく伝え、
どこまで非日常感や神秘性を出すのか
このさじ加減に面白さがありますね。
ちなみに僕が
「ギリシャ料理問題」と呼んでいるのは
わが四国にギリシャ料理店が
たった2件しかないからです。
どちらも美味しいんですが、
じっさい世の中、というか日本の
大多数のギリシャ料理って
どれくらい美味なんでしょうね・・・!?
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。