英文法とたまごの注文
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
たまたま英文法に関する著述を
読んでいましたら、
たまごの例文が出てきました。
There were three eggs in the nest.
(巣の中に卵が3つありました)
中学で習うレベルの簡単な英語ですが、
これ、ちょっと面白いんです。
英語って
複数であることを
めっちゃ押すんです。
・スリー(3)って言ってますし、
・エッグに複数の「s」が付いて、
・さらに複数形の「were」と
なっています。
言語学的に「冗長性」と
いうそうですが、
7単語のうち3度重ねて
「一個だけじゃないぞ。」
と強調してるんです。
日本語だと、数にかかわるのは
「たまごが3つありました」の
『3』だけ・・。
「これでわかるじゃん。」
というのが日本人的な感覚
じゃないでしょうか。
なんでこんなにしつこい
表現なのかというと、
多民族国家かどうかが
かかわっているんですね。
つまり、
日本だと文化が似通った人達で
長く暮らしていましたから、
シンプルな表現で伝わるんです。
長年つきそった夫婦が
「アレとって。」で
通じるようなもんですね。
対して、
米国や欧州であれば、
歴史的に文化の異なる
多民族があつまっている
わけですから、
くどいくらい説明しておかないと
お互い伝達をミスったり
することがあるわけです。
「たまご一個だけだと思ってた。」
みたいな。
逆に言うと、
数字の所は異文化の中では
特にトラブルになりやすい、
という事かもしれません。
僕たちの扱うたまごの場合も、
数の聞き間違いが起こりやすいんです。
たとえば、
本日いらっしゃったお客様、
「たまごを20ほどほしい。」
とおっしゃって下さったのですが、
たまご20個だと思っていたら
20パックで、つまり200個ご希望
だったのですね・・!
あわてて追加ご用意をしました。
ウチでお届けするたまご商品って
いろんな可能性がありまして、
他にも
20『キログラム』の場合
もあり得ますし、
購入は1ケースで
「20『日』にほしい。」
というスタッフの勘違いも
過去にありました。
対面で確認できる場合は
まだマシなのですが、
FAXや留守番電話→発送の場合は
勘違いが致命的になりかねません。
洗卵選別工場スタッフの
今年の方針の一つは
「ダブルチェック」
当たり前にすべきことですが、
改めてやり方含め
考え直して徹底しよう!
と考えてます。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。