東京の電話ボックスに人が群がるワケ・ニーズを変えて繁盛に
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
東京へ行くと、
電話ボックスの前で幾人かが
集まっているのを目にすることがあります。
この令和になぜ・・!?
なにせNTTの発表では、
この20年間で公衆電話の使用率は98%減
台数は81%も減っているんですよ。
東京の公衆電話をよく見ると、
上部に「FREE Wi-Fi」の文字が・・!
そうなんです。実は5年前から、
東京都が外国人旅行者の
利便性向上を目的に
町なかに設置された公衆電話で
無料Wi-Fiサービスの提供
をしているんですね~。
そもそも公衆電話って
普段はぜ~んぜん必要とされてないですよね(汗)
ですが、なくなったら
超こまるものなんです。
例えば災害時。
停電していても使えますし、
相手も固定電話であれば、
通信制限されていてもつながるため
すごく重要なんですよね。
ですが、
毎日必要なわけじゃありません。
むしろ目立っていてジャマ・・・!?
・・であれば、
外国人観光客さんたちに、
「目立つ」
という電話ボックスの特徴から
通信スポットに使ってもらえれば、
都内のあらゆるところにあるわけで、
おおきなメリットとなって
お役立ちができるわけですね~。
なるほど~!
この、
必要なくなってきたものを
別のニーズを付け加えて
役立たせる
というのは、ビジネスでも
すごく大事な観点じゃないでしょうか。
ウチのたまご屋としての商品で言いますと、
白身の多いたまご
があります。
一定の割合で出てくる
特に年齢を経たニワトリさんから
多く生まれるたまごです。
これ、
以前は特定の洋菓子メーカーさん
以外には必要とされていませんでした。
白身だけほしいんだよね、
みたいなお店。
あと、
規格外だからとにかく安いのをくれ、
みたいな用途とか・・・。
ですが、
いろいろ官能試験をしたなかで
加熱でとろふわになる、
混ぜて火を通すと特に!
食感の良さがばつぐんなことも
分かってきたのです。
ですので、
飼料や鶏種と組み合わせて
オムレツ専用たまご
だしまき専用たまご
などに、
ウチの新たなたまご商品として
生まれ変わったのです。
同じたまごなんですが、
「価値が変わった」んですね~。
あなたのお店でも、
たとえば一品料理の
「こんにゃくの甘辛煮」が
あったとして、
『酒のツマミとして美味しい』
という価値から、
醤油と出汁だけの甘くない薄味で
『超低糖質料理』
として、お酒を飲まない方に
ウケる繁盛メニューになる
かもしれません。
いまは
昭和に人気だったゆでたまごより
煮玉子が人気がたかい料理ですが、
同じ理由で
塩だけ味付けの
『超低糖質ゆで塩たまご』
の方が刺さるかもしれません。
ぜひ、ご一緒に価値の再定義をしてまいりましょう!
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。