小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

ギャンブル狂にみる商売の本質

今日はめずらしく
たまご以外のはなし。


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

 

大谷翔平さんの通訳水原氏が
6億円をギャンブルで使い込んで

連日の大きなニュースになってますね。

 

彼はとても優秀で
以前からその仕事ぶりは
たびたび話題になっていました。

「そんなすごい成果を出す人が
どうしてギャンブルなんて・・・」

・・・と思っちゃいますが、

心理学的には
優秀な経営者や
起業者・仕事人こそ

チャレンジ精神や可能思考から
ギャンブルにのめりこみやすい

という研究結果もあります。

「オレならやれる!」

という信念と自信が
裏目にでちゃうんでしょうね。

たしかにありそうです。

だからといって人のカネで
犯罪は論外ですが・・・。


ギャンブルって
胴元がいてマージンを取りますから

「長年やれば必ず負ける」
ことは誰でも知っている
わけですが、

そもそも起業や商売の継続って
そういう合理性を
ふっとばすしたところに
あることも多いんですよね。

 

「食っていくだけなら
サラリーマンで良かった。」

 

そう言いながら
お店をはじめて
繁盛店にしてしまう
オーナーさんも
少なくありません。

中小企業庁の示す
比較的優良な企業の指標が
経常利益率3%だったかと
思いますが、

利回り3%のファンドなんて
たくさんありますから、
金稼ぎだけを考えるなら
投資信託に預けて
寝ているだけでも同じ結果かも
しれないわけです。

 

「いっぱいやってるしな。オレも…」
・・・とあまり見込みのない
事業にのめりこんで
失敗するのは、
ギャンブルに狂うのと
本質的には変わらないのかもしれません。

それを避けるためには、
「誰を幸せにするか」
の経営理念を元にした指標が
大事なんじゃないでしょうか。

ギャンブルも投資も
世のため人のため、というより
自分本位の要素が大きいわけですが
それよりも

「この町のため」
「子育てお母さんのため」

なんてふうにお店の経営で
他のいろんな方に共感してもらい
力を貸してもらえるのは
すごく幸せで大事なことですよね~。


ぼくたちは
理念で「美味しさ提供」「健康提供」
あと「ご繁盛提供」を掲げていますが、

これが、たまごの多種類や
メニュー開発のお手伝い
にも関係しています。

ちょっとでも
お店の活性化になれば、
とより多くの方が
よろこんでもらえる
取り組みであれば、

皆が迷惑する
ギャンブルめいた商売には
惑わされずにすむのでは
そう思っています。

 

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき2024年03月24日