お米不足と卵の価格
連日のお米不足、
ちょっと驚きですね。
たまごの相場価格推移と
根っこは同じなんです。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
ウチの田んぼの収穫、
しばらく前に終わりました。
四国はかなり早くって
先の台風の前に収穫が
できたんですね。
お米だけでなく、
もみ殻は
当社の「焦がし香味たまご」に
活用しておいしさにお役立ち
となります♪
ところで、
世の中はお米不足ですね。
うわさには聞いてましたが、
徳島県でも売り場は
すっからかん・・・。
展示会などの際は
お米をとぐことができないので
小分けになっている無洗米を
ときどき購入するんですが、
先週あたりから
小売店さんではどうにも
手に入らくなっていて
びっくりです。
ですが、
お米がぜんぜん無かったのは
じつは昨年のほうで、
「今年はそれよりはマシ。」
というのは、
お米問屋さんの
共通した意見なんですね。
いまになって
売り場から消えるのは、
『昨年のコメ不足が
遅まきながらメディアに
取り上げられたことで
おどろいた一般の方々が
買いだめをした。
解消しつつある
タイミングだけども、
すぐ売れてしまうため
売り場から無くなっていて
ずっとないように見えている。』
というのが
どうも理由の様です。
とりあえず
そんなにあせることは
ないんじゃないでしょうか。
そう思いますね~。
◆需給のバランスで決まる卵価格
この状況って、
まいにちの、たまご価格の決定の
メカニズムと同じなんです。
全農など
大きく生産量と需要を把握できる組織が
毎日の動きを見て
いま足りない
いま余っている
の状況によって価格を決定しています。
それが、
鶏卵相場価格
として新聞などに
掲載されるんですね。
そして、
お米とおなじで
急に増産したりできるものじゃ
ないですから、
食べたい人が
生産量より多いと
鶏卵相場は上がる
生産があまって
食べる人が少ないと
鶏卵相場は下がる
ということになります。
ですので
食欲が減る夏は
たまご相場価格が低め
年末の
みんなが食べる時期は
たまご相場が高くなりがち
という傾向があります。
日々変わりますから、
たとえば
連休前に
「仕入れとかなきゃ!」
と多くの飲食店洋菓子店さんが
考えて注文するため
GW連休前やお盆前に
鶏卵相場が上がりやすく
連休が終わると
生産量はそのままで
みんな頼まないので
価格が下がることも。
これは世界共通でして、
たとえば米国だと
イースター前になると
たまごが売り場から消えたり
高騰したりします。
◆注文は冬早め夏はこまめに直前で♪
そうすると、
飲食店さん洋菓子店さんパン店さんは
相場が
あがり基調の季節(秋~年末)は
ちょっと早めに注文して、
下がり基調の季節(夏)は
在庫を少なめにして
直前でこまめに注文すると、
たまごの相場を活用して
原価をさげることができます。
年間でバカにならない
粗利になってきますので、
ぜひ考えてみてください。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。