エンブレムどころじゃない!?食品業界の同質化
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
オリンピックエンブレムにパクリ問題が出たことから、多摩美術大学の卒業作品にまでその問題が及んでいるようです。
さて、じつは食品業界は、他の業界と比べて“模倣”という点ですこしモラルが緩いように感じます。
写真は徳島市内の某売り場でみかけたもの(2年ほど前ですが・・)。 ほぼそっくりな外観の上、コンセプトまでおんなじという競合商品がふたつ並んでいます。
これは単なる一例で、ゴールデンタイムにCM打つくらいの大手企業の食品会社でも、こういった類似の追随商品を出すケースがよく見られるんですよねー。
たとえば“食べるラー油”。
“桃屋”の大ヒットでしたが、品不足を受けて別の大手企業が販売開始し、
→ 中小企業含む全国の企業商品へ拡散しました。 一昨年にヒットした、お弁当に入れるチューブ状の「ちょいたべカレー」なんかもそうですね。
そういえば、セブンイレブンの「金の食パン」。
量産ラインに手作業を取り入れることで高品質化し、安売りが主の「食パン市場」にあって高単価ながら異例の大ヒットとなっています。 あっと言う間にこのタイプの追随商品が各社から出たのですが、これについてセブンイレブン創業者の鈴木氏は、
「簡単にまねられるような商品を作る君たちが悪い。」
・・・・・・といって逆に社員を叱咤したそうです。
すごいですねー。
マネした企業を責めるわけじゃないんです。
「よく売れるものほどお客さんの飽きは早い」
だから、一瞬も油断することなく、追求する。
昨日の自分達ではダメなんだ。
そう考えているんですね。
私共も、良いたまごづくりの為に、新たな価値創造を心がけていかなくちゃいけないな、そう心を引き締めてまいります。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。