パンに見る日欧「こだわり」の違いとは
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
あるお店で、こんなパンを見かけました。
「ホテル食パン」
と書いてある商品。 なかなか美味しそうです!
ホテルの食パンって、なんだか“優雅”でステキなイメージがありますよね!?
カレーだってそうです。「ホテル御用達」「〇〇ホテルのカレー」なんて書いてあるだけで、もうスンゴイこだわっていそうなイメージがあります。
ホテル「ニューオータニ」監修のレトルトカレー
でも、これって面白いことに、欧米ではその感じ方が全然逆だったりするんです。
このパン↑は海外の高級量販店で売られているものなのですが、
「シカモアおばあちゃんのホームメイドパン」
と書いてあります。
欧米では日本と感じ方が真逆で、
「『ホテルの味』ってのは人間味が少なくて冷たいカンジがするなぁ。」というイメージがありまして、むしろ「家庭で作ったおばあちゃんの味」の方がはるかに高い価値のイメージがあるんですねー。
なので、割と格の高いホテルのロビーにすら「家庭の味(ホームメイド)クッキー」が売られている、なんてことも普通にあります。プロコンセプト研究所岡野勝志さんは、「欧米人は潜在的にマザコン気質を持っている」とおっしゃっています。個人主義を尊重する風土だからこそ、理屈を超えた愛情に飢えているのかもしれません。
日本では家で「ホテルのパン」を食べ
欧米ではホテルで「家庭の手作りクッキー」を食べる
なかなか興味深いです^^
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。