ダジャレをメニューや商品に付けたくなったら
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
黒木瞳さんが先日の舞台あいさつで、
60歳になった、とおっしゃっておられました。
変わらぬ美しさですのでびっくりです。
そういえば、宝塚で名前を決める時に、
瞳が黒くてキレイだから
って理由で名付けたそうですね。
ようはダジャレですね。
さて、もしかすると
たまごの業界だけかもしれませんが、
けっこうな頻度で
「ダジャレな名前の商品」
を見かけます。
いや、
べつに悪いってことは無いんですよ。
ダジャレ名の商品ばっかり出している
小林製薬は業績右肩上がり、
高い株主配当で人気の企業です。
我が業界のたまご銘柄や
飲食店さんのメニュー名
洋菓子店さんの商品名
を見ていて、
「いいダジャレと、ダメなダジャレがあるなぁ。」
と感じたんですね。
〇ダジャレ名のメリット
ダジャレって何がイイかって、
親しみを持ってもらえて
覚えてもらうのに
とても有効なんですね。
たとえば前述の小林製薬のヒット商品、
「のどぬ~る」が
「ヨウ素・ヨウ化カリウム配合のど殺菌消毒薬」
なんて名前だったら、
『こんなの使っていいのかな‥‥‥?』
ってなりますよね。
問題は、
ダジャレの『方向』だと思うんですよ。
たとえば、僕たちたまご業界であれば、
「たま」とか
「らん」をかけたダジャレネームが
けっこうあるんですが、
コレ「売れる」という点で言うと、
すご~くもったいないんですよね。
だって、ダジャレで「卵」
をアピールしなくたって、
売り場で見たら卵って
わかりますもん。
そうじゃなくって、
その商品の『他と違う部分』
『優れている部分』を
ダジャレにしないと
いけないんですよね。
「アスクル」という上場企業があります。
これは、文具などが「明日来る」
つまり翌日届くという
物流サービスに特化して、
このシャレを名前につけたそうです。
この発想が大事なんですね。
お客様のメリットが伝わるから、
このダジャレネームなのです。
卵商品で「卵のダジャレ」
ネームを付ける意味ってなんでしょう?
誤解を恐れず言うならば、
そこにメリットはありません。
世界的に有名なお店に「エッグセレント」
というパンケーキ専門店がありますが、
コレはエッグ(卵)と
エクセレント(素晴らしい)
をかけたダジャレです。
「卵料理を強みとした飲食店ですよ。」
というコンセプトを押し出すために
卵のダジャレを使っているわけで、
ちゃんと意味があります。
なので、卵で言うならば、
「たまたまランラン」みたいな名前よりは、
放し飼いをアピールするために
「花ハナはなしがい卵」とか、
有精卵であることをアピールするため
「有精(卵)からの物体X」
みたいな方が
お客様にとって意味がある、
という事ですね。
僕自身のダジャレセンスがイマイチなのは別として…(汗)
もし、あなたのお店で
「愛すコーヒー」みたいな
ダジャレ名メニューがあるならば、
それが『差別化の特徴』かどうかですね。
ぜひ、自家焙煎の「良い香り」ダジャレとか、
「挽きたて」ダジャレとか
何か『特徴』を伝えるダジャレメニュー名
商品名にすべきだと思います。
しじみ66個分の成分がはいった
オルニチン配合の乾物
「オルニ珍味(ちんみ)」という
おつまみがありますが、
まさにダジャレパワーの
正統な使い方じゃないでしょうか。
ぜひ、あなたのお店の
ステキさを
わかりやすくあらわす、
名ダジャレネーム!
を商品名メニュー名として
名付けてあげてください!
ちなみにウチの妻に
「最近ダジャレの商品がめだつよね?」
って聞いたら、
「おっさん化してオヤジギャグだけが目に付くようになったんじゃないの?」
って言われました。
そうかも…
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。