スリランカから考える、たまご選びとお店繁盛のコツ
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
セイロン紅茶の危機
というニュースが出てますね。
スリランカは大統領の方針で
国内の農業をすべて
「有機生産」にする
世界初の国を
目指しているんですね。
で、
有機じゃない肥料や
農薬や試薬は
今年の春から輸入禁止
そして
初めての収穫時期にいたってるんです。
が…生産量は激減!
食料危機に加え、
主力輸出品の紅茶は、
年間3億kgあった出荷量が
半分まで落ち込むだろう
と言われています。
うーん、
思い切りましたね。
とても良い考えだとは思いますが、
たとえるなら
あなたのお店のコンセプトを、
ガラッと変えてしまう
それと同じです。
リスクありますよね~。
スリランカで言うならば国民
あなたのお店なら
お客さんが喜ぶかどうかです。
僕たちのたまごでも、
全面的にこだわりたまごに切り替えると
逆にもったいないことがあります。
たとえば、
僕たちの商品に
加熱で黄金色になる
焼き上がりのキレイなたまごがありますが、
やっぱり差を感じてもらおうとすると、
最初は比較対象があってこそです。
全面的に切り替える前に、
一部のこだわり商品として、
黄金プリンとか
黄金カステラ
みたいな差別化メニューとして売ってみた方が、
話題になりやすいですし、
利益も取りやすいことがあります。
その後、
お客様の反応をみながら、
全面導入のタイミングを
探ってみれば良いんですね。
大企業や行政も
地方のスモールで試験して
成功したら大きく活かす
という取り組みをしています。
ぼくたちもこれに習うべきですね。
トヨタは実験都市「ウーブン・シティ」を静岡に開発して、将来は全世界へ、と考えています。
また、ぼくたちの会社から
15分ほどの山あいに、
神山町っていう
高度な光ファイバー網を整備して
全国の有名ITベンチャー企業が
サテライトオフィスの軒を連ねる
「山間の町の奇跡」なんて呼ばれる町があります。
そこが打ち出しているのが
「有機の町」
リタイアして、
食にこだわって、
有機食材だけで
余生を過ごしたいひとは、
ぜひ神山町に全国から来てね!
って投げかけをしてるんですね。
個人的にはすごくステキな差別化だと思います。
刺さる人にはすごく魅力的ですよね~。
小さい単位で実験をして、
うまくいったら
おおきい単位で実行する
スリランカも、
この方が良かったんじゃないかとは思いますね~。
もちろんスリランカの
「全面切り替え」は、
長期で見ると成功かもしれなくて
もしかすると30年後、
世界中から移住者が
あふれる国になっているかもしれません。
壮大な社会実験です。
でも、ぼくたち中小企業は、
長い期間は待てませんので、
ちょっとずつ試して、
たまごであれば、
新メニューで導入
それで単価UP
うまくいけば、
アイデンティティになるまで
全面切り替えもあり
の流れが良いんじゃないでしょうか。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。