こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
日本では半年に数十もの新作アニメが
作られるそうですが、
収録の場が密にならないよう
声優さんへのコロナ渦対策で
一度に数人ずつ短時間しか
収録の場に立たなくても良い
仕組みに変革がすすんだのだとか。
なかなかステキな事だなあ、
と思ってましたら、
そのおかげで中堅の声優さんが
一日にいくつもの現場を
こなせるようになり、
結果として新人さんのデビューの場
ちょい役が全く回ってこなくなったのだそうです。
結果、コロナ渦の2019年以降、
新人声優さんのデビューは「ゼロ」なんだとか・・・。
うーん、新たに目指す方にとって
これは大変ですね。
こんな風に、よかれと思っての変革が、
別のカタチでマイナスになる事ってありますよね。
たまごで言うと
「量産と鶏のケア」
というテーマがあります。
空間内でどれだけ効率よく
飼育ができるかを考えた
「高層式窓なし鶏舎」が
日本では主流になってきています。
国土の狭い日本で
安定した品質を安価に供給できる
というメリットがあり
この数十年で大きく延びてきました。
その反面、動物愛護の観点や
鳥インフルへのリスクなどから、
近年では見直しの声も
大きくなりつつあります。
じっさい、欧州・EUでは
窓なし高層飼育生産方式は
10年前から違法となっており、
米国ではまさにいま、
州ごとに同様の法律整備で
大議論をしている最中なんですね。
マサチューセッツ州では
当物愛護関連法案から
「鶏に負担の少ない方式を選ぶ」
という選択をし、
『よくやった!』
『でも厳しすぎて卵が買えなくなる…!』
という賛否で大きな話題となっています。
以前は主となる考えだった事が、
時代によって変わって来ている
とも言えます。
僕たちは、
四国のド田舎さを活かして、
多様性の面からも
小規模で昔ながらの
密集度の少ない開放式農場飼育の
たまごの扱いをしていますが、
世の中の考え方が変わる
世界の状況が変わる事で
より求められることも
出てきそうに感じますし、
また、更に高めていかなくては
ならないことも沢山あるなぁ、
と感じます。
ただ・・・
四国の何にもない
この「田舎」であることが、
これからはお店さんの
多少のお役立ち要素として
高まってくる、
という確信はあります。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。