小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ちょっとつぶやき 記事一覧

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

本日は2022年2月2日ですね!

英語式表記だと(2/2/22)、

2ばっかりです。

なんとなくうれしいカンジがしますね。

 

じつは同じく2ばかりの

2022年2月22日の方が

海外では話題になっていまして、

なぜかと言うと

その日が火曜日だから。

 

火曜日は英語で「トゥースデイ・Tuesday」

これを発音すると

「2の日(2’s day・トゥーズデイ)」

と聞こえることから、

 

2022年2月2日(2の日)

と言っていることになる…!

 

(2/22/22)・2’s day

まさに最強の「2」ぞろいの日なんです。

 

なかなか面白いですね~。

ちなみにこの偶然、英語圏のサイトでは

何年も前から待ちわびている人達もいて、

「本来の2ぞろいで言うなら西暦2年の2月2日だ。」

「いやいや、その日は木曜日だったから、2022年の方がそろっている!」

なんて議論をしていたようです。

 

そして、海外のイメージでは

「2」っていうと、

そのカタチが似ているので、

アヒルとかガチョウ・ニワトリなど

2=トリなんですよね。

 

何か鶏料理やたまごメニュー

たまご販売でイベントが

できるかもしれません。

 

2022のゼロは卵っぽいですし

チキンオムライスとか。

 

ただちょっと日程的に

ギリギリですね~。

直前まで気づかなかったのは悔やまれます。

 

計算で事前に分かっていた人もいるわけですから、

いろんなところに琴線を貼っておかなきゃなぁ、と思いますね。

 

さて、もうひとつ、直近で縁起の良い数字のそろった日というと

3月3日があります。

この日はニワトリに縁のある日でして、

宮中では千年以上前から闘鶏で吉兆を占う日。

 

それと繋がっているわけではありませんが、

3月3日ひな祭りは、風水では

運気を上げる日でして、

特に金運向上には酉(とり)=鶏。

そして『黄色の料理!』が

めちゃくちゃ縁起良いのだとか。

すなわちこの日は

鶏肉+たまごの黄色で

親子丼や唐揚げが

風水で超ラッキーメニューになります!

 

コロナ禍はまだまだな状況ですし

なにかと沈みがちな世相です、

せめてメニューで景気づけを

考えてみても面白いんじゃないでしょうか!

 

ぜひあなたのお店でも、

ご来店のお客様に元気になってもらう、

意味づけをたまご&鶏肉でお試しくださいませ~。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年02月2日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

ホンダの新型ステップワゴン

アイデア後部ドアの

「わくわくゲート」をやめたんですね~。

 

「めちゃくちゃ便利でユーザーの

満足度はめっちゃ高いけども、

見た目がダサくて新規客が買ってくれない。」

 

…というのが廃止の理由だそうで、

いま使用しているユーザーさんからは

たいへん残念がる声がでているようです。

 

これ、何かって言いますと、

車の後部ドアってあるじゃないですか。

ワゴンであればよく使います。

 

ただ、ガバっと開けると、

冷気や雨が吹き込んできたり、

狭い場所では出し入れしにくい・・・

 

そこで、ドアが折りたたまれて

半分だけ開けることができる。

人の出入りもできる。

 

こんな画期的なドアです。

知人の車で体験しましたが、

ホント便利でした。

ただ・・・・・・

「喜んでくれいるのに売れない」

これって、ホント食べ物の業界では

よく耳にするハナシなんです。

 

「買ったお客様には非常に好評なんですが…。」

とホンダ担当者さんはおっしゃっているようですが

 

これって、

「食べてもらえばわかるんだよね…。」

って言って、その『食べてもらう』までが

めちゃくちゃタイヘンな

食品業界とよく似ている気がします。

 

飲食店・洋菓子店さんも、

車のディーラーも、

こういう場合っていったい

どうしたら良いんでしょうね…?


ひとつには、

『一言で伝えるチカラ』

がいるんじゃないでしょうか。

 

「わくわくゲート」って言われても

見たことない人からすると

なんのこっちゃ、ですよね。

 

飲食店さんでも、たとえば

「こだわりだしまき玉子」

なんて書いてあっても

まったくピンときません。

 

「一言」で自分たちのウリを伝える言葉を

『USP(ユニークセリングプロポジション)』

と言いますが、

「ようするに『〇〇』なんだってさ。」

って言えないものは、

この多忙な情報化時代、

人には伝わりません。

 

僕たちたまご屋でいいますと、

ちょっと大きめのたまごがあります。

 

とくに規格外で老鶏が産んだものは

黄身のハリも弱く

大きすぎて使いにくい

そのくせ

重量があるので意外と高い

 

どこの農場さんも

「売れないたまご」です。

 

他社さんでも

「ビッグたまご」とか「大玉たまご」

なんて名前で売ってたりしますが

聞く限り売れてないようです。

 

僕たちもさいしょは

「規格外で売れないたまご」

というイメージを持ってましたが、

 

白身が多くてハリがやわらかいという特徴は

オムレツや玉子焼きをつくるなら

加熱でふわとろになりやすい

って気づいたんです。

 

なので、そのものズバリ

「加熱でとろふわたまご」

として、ある年齢を超えたら

飼料も選別方法も変える

差別化商品にしたのです。

 

結果、つねに欠品に気をつけなくてはいけないくらい

人気のたまご商品になりました。

ステップワゴンの『わくわくゲート』も、

「ぜったい濡れないゲート」とか

「買い物めっちゃラクちんゲート」とか

「サッと出られて遅刻ナシゲート」

みたいな、

ヒキの強い名前の方が良かった

のかもしれませんね~。

 

ちなみにボクの出すネーミング案は、

「なんか小林製薬みたいですね。」

って言われてボツのほうが多いです。

 

一言でいえてセンスもある、を勉強します。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年01月26日

今日はあまり、たまごと関係ないハナシを。


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

マクドナルドのポテトが品薄で

MサイズとLサイズが販売休止になってますね。

 

コロナ禍の貿易トラブルのためとのことで、

北米の農家さんと一括契約をして

加工場まで米国にあるから

代替が効かないんですね。

 

そして、

国産ポテトを使っている

フレッシュネスバーガーが

このタイミングで

ポテト増量キャンペーンを仕掛け

話題になっています。

 

なるほど。

差別化としては正しいんでしょう。

でも…ボクはあんまり共感はできませんね。

 

相手が困っている事が

チャンスなのはそのとおり。

 

でも、

なにせ要因が世界的なコロナ禍の問題です。

あ~国産が手に入るからよかった。

ですませて良いのかどうか。

 

それと、

輸入が通常になったら

そのお客はまた

マクドナルドへ行くと思うんですが、

それはイイのか…という事もあります。

 

かつて、

アルゼンチンのバーガーキングは

主力商品「ワッパー」の販売を丸一日

百数十店舗・全店で

『休止』したことがあります。

店頭でも来店客に

「マクドナルドへ行ってください。」

そう伝えていたんですね。

それは、

その日マクドナルドで

「ビッグマックの売上を子供たちの為に寄付する」

というキャンペーンをやっていたから。

 

子供たちの為に

ライバル店のキャンペーン参加を促し

競合する自分たちの商品を

ストップしたんですね。

 

とても好意的に受け止められ

結果としてバーガーキングは

ファンを増やしたとか。

 

戦略的に正しいかどうかと、

共感を得るかどうかって

また別だと思うんですよね。

 

僕たちの仕事でも、

あえて非効率なことをやって

お客様に選んでもらうこともありますし、

 

放し飼い農場や開放式農場なんかも、

味そのものへの好みというよりは、

鶏に対する考え方の「共感」の部分が

大きいような気もします。

 

『隙あらば!』の売上も

大事なんですが

米国の農家さんは

ジャガイモ出荷できず

困っているとも聞きますし、

 

もしそうなら、

今の増量キャンペーンと合わせて

輸入再開したとき逆に

「マクドナルドのポテト食べてあげて!」

みたいな打ち出しもすると、

「フレッシュネスバーガーやるじゃん・・・!」ってなるのかもしれませんね。

 

あなたのお店でも、

ライバル店さんがなにか困ってる時に

売り上げじゃなく

「敵に塩を送ってみる」のも

面白いかもしれません。

 

長い目で見ると

「カッコいい!」と

ファンづくりになるかも。

 

そういいつつ

ぼくはナカナカそれができずに

すぐ売上に飛びつく方なんですが…

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年01月15日

えびすまつりに行ってきました。

先代の頃から毎年、

皆を代表して

欠かさず参っているんです。

 

それも、ウチはかならず残り福、

ということで

11日の「のこりえびす」です。

 

ちいさいころにたった一度だけ

先代である父と一緒に

詣でた事がありまして、

 

大勢の参拝客でごった返す中

父はたった一人だけ

かしわ手を打った後

「しょお~ばいはんじょ~う!しょお~ばいはんじょ~う!」

って大声で言って、

お祈りをしたんですね。

 

僕が小学6年生くらいだったかと思います。

いや~、恥ずかしかったですねェ。

だって、

他にそんな人いないんですよ。

 

でもいま、

僕も同じように

大きな声で声を出してます。

 

笑われる事もありますが、

年によっては

「その通りっ!」って他の参拝客から

合いの手も入ります。

元気を出して、行きたいですね~。

 

昔、台湾でお寺をまいった事が

あるのですが、

沢山の方が供物をささげて

熱心にお祈りをしていました。

 

「真剣なお願いがあるんですね~。」

と案内の方に尋ねたら、

「いえ、願いが叶ったら、お礼をするんです。」

との事。とてもビックリしたのを覚えています。

 

日本だと、

「願い事だけ」が一般的ですよね。

 

たとえば初詣って

日本一参拝者数が多いのが明治神宮

今年は320万人だそうですが、

 

「去年はお世話になりました!」

「おかげで願いがかないました!」

・・・とお祈りする人って

どれくらいいるんでしょう!?

 

僕も見かけるまで

考えた事すらありませんでした。

 

聞いた話だと、

タイやベトナムでも

願い事が叶ったら

お礼をするのが普通だそうで、

 

干支のハナシだって

年末にはすっかり忘れる日本人は

最初だけ熱心に、って気質なのかもしれません。

 

ですのでそれに気づいて以来、

毎年の詣では「昨年のお礼も」

…という気持ちで参る事にしています。

 

ちなみに「えびす様」は

『鶏が大きらい』という伝説がありますので、

願い事の方は多くをのぞまず

「自分で叶える決意表明」くらいの気持ちでいようと思ってます(笑)

 


さて、僕たちの仕事

たまごのお届けも同じで、

「売った後」の事が大事

なんじゃないか、と思うんです。

お店でのたまごご採用が決まったあと

そのお店で食べるお客様が

どんな反応をしてるのか

 

提案したメニューがお店の

ターゲットに合っていたのか

 

POPなど他に伝えたい

情報は無いのか

納品の頻度、ロットは適正なのか…

 

納品後のハナシがずっと大事です。

 

大阪の墓石屋さんに、

「売った後」のケアと

コミュニティづくりが

めちゃくちゃしっかりしていて

それで業績を伸ばしている会社があります。

 

一生に一度しか買わないでろう

墓石なのに、売った後のケアができるんですから、

 

それに比べると

毎週々々お客さんのお店に

納品している僕たちは、

 

もっとその後のことを

聞き取り続けないといけないな~と感じます。

 

ぜひ、納品の時にはお気軽に

感想や、ご指摘、激励を

おっしゃってくださいね~。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年01月11日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

容器ごと食べられる信玄餅が大人気ですね。

社員や社長ですら食べられないくらい

人気っぷりだそうで、

これはぜひ山梨まで行って

食べてみたい!

 

そして、

この商品に、SDGs定着の

大きなヒントがありますね。

 

記事いわく

コレなんで売れてるかっていうと

「SDGsの観点でゴミが出ない」

のが良いんだそうです。

 

なるほどそうなんでしょうが、

じっさい、それだけじゃぁ

人気にならないですよね~。

 

それに加え、サクサクで

もっと美味しくなった

 

黒蜜ときなこも余さず

ぜ~んぶ食べられるようになった

 

このあたりが、

とても魅力なんでしょうね。

 

人は、世のためになるけども

自分のメリットにならない事には

投資をしません。

 

いや、もちろんSDGsなど

共感と協力は増えていますが

 

それでもメリット無いのは

ためらいになります。

 

かつて、

タイヤホイルに付けるだけで

泥はねを100%防げる

カサみたいなホイルカバーが

売り出されたことがあります。

効果はばつぐんで

雨の日なんかには周りに

迷惑かけることがまったく無くなる、

画期的な商品。

 

みんなが車につければ

ステキな世の中になるぞ…!

とメーカー開発担当者は

自信満々だったそうです。

 

でも実際は

ま~ったく売れなくて

すぐに終売してしまったとか。

 

◆おトクさとセットじゃないと浸透しない…!?

なぜなら、買った人に

メリットが無かったから。

 

これは環境配慮商品の

「マーケティング失敗例」として

10年以上前に聞いた話ですが、

 

でもまぁ

たしかに分かりますね~。

 

逆に言うと

「より美味しくなる信玄餅」のように

買う人にもメリットがあれば、

その分コストアップになっても

売れる、という事です。

 

たとえば、「無洗米」がそうですよね。

これ、米を研ぐ水を出さないので、

とても環境に良いんです。

 

新発売されたとき、

「ラクするための商品なんて!」

っていう反発の声が

少なくありませんでした。

 

そこで、全農はじめコメ業界の販売さんは

「環境に良いんです!」「地球を守ろう!」

みたいな環境メリットをつよく打ち出していました。

 

「手間を減らせる」というメリットへ

“環境配慮”が後押しになったのですね。

 

結果、ご存知のように無洗米は

スッカリ定着しています。

 

僕たちがお届けする卵でも、

SDGsとしての取り組み商品

すだち外皮などを飼料にした卵は

昨年ずいぶん問い合わせが増えました。

でも結局、ご採用が増えたのは

取り組みに共感して

…だけじゃなくて

たまごの味がめっちゃ美味しくなっているから。

というのが理由でもあります。

 

味はおんなじ

でも環境にいい!

 

…では、

きっと売れなかったでしょう。

 

『より美味しくなる』

これは

次の環境型商品にとっても

絶対条件だと思ってます。

 

お客さんにメリットが多くなる

プラス、

環境や世のためになっている。

 

こんな発想を忘れないようにしたいですね。

あなたのお店の取り組みでも、

これからSDGsの取り組みは増えるかと思いますが

大事な点じゃないでしょうか。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年01月10日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

今日の朝刊に友人が!

わくわくする記事で載っていました。

「パッケージを売らないパッケージ屋さん」

 

株式会社パッケージ松浦の松浦社長

 

毎日ブログの更新仲間であり、

共に学ぶ戦友です。

(サイト:https://www.p-matsuura.co.jp/

 

新春TOPインタビューと題して

自社の理念と取り組み、

今年の抱負をステキに語ってくれています。

 

包装って大事なんです。

商品名が書いてある

魅力的な点が書いてある

わけですが、

 

どんなにステキな商品でも、

伝わらなければ意味が無いんですよね。

 

ちゃんと伝わるパッケージじゃないと

 

ハダカの商品を一口食べて

美味しんぼの海原雄山のように

「ムッ…!この味は‥!」

なんて分かってくれないんですよね。

 

健康に良い食材を使っているのか

地産地消なのか

何かを受賞したのか…

 

その食品を、

モノから価値に変えるのがパッケージの魅力だと思っています。

そこに注力してパッケージから世界を変える

そんな素敵な会社です。

 

さて、

ぼくたちのお届けする卵

そして他食材も

同じ要素があるんです。

 

つまり、あなたのお店の料理を

もっとステキなものにする

モノから「価値」に変える手段としての

食材たり得るんです。

 

卵の場合、「価値」を高める

その要素は2つありまして、

 

➀情報としての価値UP

②視覚の価値UP

です。

 

まず情報についてですが、

そのものの味、料理の味じゃなくって、

「へ~。」

と思ってもらう

アタマで考えて「ステキだな。」

と感じてもらう情報のことです。

 

たとえば、

「江戸時代と同じ配合の飼料飼育方法で育てています」

とか

「ひよこから鶏になって初めて産んだたまごです」

・・・なんていう情報が伝われば

同じたまご料理でも、

より高い価値を感じてもらえます。

 

たとえば、

よく見かける「白たまご」でも

「ここから歩いて5分の距離で生まれたたまごを毎日仕入れてます」

…と聞くと、「安心感」という価値が高まりますよね。

 

また、②の視覚についてですが、

たまご料理の出す鮮やかな黄色は、

視覚的にすごく高い食欲増進効果があります。

 

じっさい

「黄身」が料理にあるだけで

人はとても目を惹かれますし、

どちらの写真も、

黄身に目がいきませんか!?

 

また、

ちらし寿司やプリンに限らず

たまごの黄色味の鮮やかさが

おいしさに直結している料理は

数知れません。

ぼくたちも、加熱で黄色みが

普通以上に鮮やかに!

美味しそうな料理になるたまご

なんてものも、お届けしています。

この2点の、伝わる「価値」は、

たまごに限らずどの食材でも

ぜひ伝えていくべき情報なんですね。

 

たとえば、あなたのお店で出される料理の食材

魚も、野菜も、肉も、醤油も、

それぞれの生産者、お届けするものが

この2つの価値を考えて

お届けができれば、

 

もっとお店の繁盛になり

もっとワクワクが広がるんじゃないかと思ってます。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2022年01月7日