こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
突然ですが、
かつ丼とオムライスの共通点、
ってなんだと思いますか?
そりゃぁ
どっちも卵を使っているよね!
…というのも
確かにそうですが、
もう一つあります。
「この2つは日本人らしさが詰まった料理なんだよ。」
故内閣官房長官
仙谷由人さんが以前、
お会いした際に
そう語ってくれた
ことがあります。
「オムレツってのは
ヨーロッパのもんだよ。
それを日本のコメ食文化と
融合させて広く普及させている。
カツ丼だってそうだ。
『カツレツ』という
西洋の料理をじつに
うまく取り込んでダシと合わせ、
日本の食べ物として
ちゃんと成立させている。
これは、日本の文化を象徴する食べ物だよ。」
こんなお話でした。
なるほど。
歴史的に見ると、
カツ丼のカツは、
フランス料理のコートレットが語源。
オムレツは古代ペルシャから続く
ヨーロッパの伝統的な玉子料理。
どちらも長く海外の歴史を持つ
由来の食べ物です
その派生の
オムライスと
カツ丼は、
「お米」と「たまご」が
とても美味しい
『日本食』の名物料理です。
世界トップクラスの消費を誇る
「たまご大好き」
な日本に住む身としては、
なかなか興味深いですね。
こんな風に、
海外の料理→日本の料理
となる定着の可能性としては、
アフリカの料理なんかは
面白いんじゃないかと
思うんです。
伝統的に内陸部の割合が多い
アフリカは、
海岸線が多い日本と異なり
「塩」をあまり使わない
料理が多いんです。
WHOが推奨し、
「減塩」が世界的なテーマにも
なりつつある現代では、
北アフリカのタジン鍋を使った料理など
魅力的な味がいっぱい
一時、日本でも話題となった事ありますよね。
さらに和食の技法と合体したら
きっと!
めちゃくちゃ美味しくて
健康な味に
なるんじゃないかと思っています。
おなじく北アフリカには、
ブリックと言いまして
でっかい「春巻き」みたいな
たまご料理もあります。
こんなのも、
日本式にアレンジする
または中華式を考えてみても、
面白いワクワク料理になるんじゃないでしょうか。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。