小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ちょっとつぶやき 記事一覧

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

甚大なシステム障害を

引き起こしたみずほ銀行

金融庁からめっちゃ怒られていますね

「まるで中学生みたいに叱られてる」

と話題になっています。

 

銀行が信頼を失う事で

経済が急激に縮んじゃうことを

「信用収縮」

というそうですが、

 

国としては

絶対に避けるべき事態

 

つまり

「やっちゃいけないこと」

をやったからスゴク叱られ

ているということでしょうか。

 

さて、

昨日の続きです。

たまご屋として

「やっちゃいけないこと」

「やるべきこと」

というお話。

 

いくつかありますが、

たとえば「たまご配達時のマナー」は

『背中であいさつしない』

『ライバルにあたる他取引先さんの話はゼッタイしない』

『師匠として時には断る』

の三つです。

 

『背中であいさつ』とは、

納品した際に

次の事を考えながら、

目の前の人じゃなくって

後ろのドアに向かって

「ありがとうございました~。」と

やっちゃうことですね。

 

僕達は毎日数百件の

お客様へ卵商品を

お届けするわけですが、

 

正直時間が勝負、

とても急ぐあまり

良くない対応をしてしまう事がありました。

 

納品をしてサインを頂きながら、

すでに頭の中は次のお客さんの

お届けの事でいっぱい、

気もそぞろにお礼をして飛び出す、

なんてことをやってしまうのですね。

 

僕はかつてそうやって、

大変恥ずかしい目にあったことがあります。

あるスーパーさんへの納品でした。

 

次へ急ぐあまり、

小走りになり振り返りながら

挨拶して出ようとしたところ、

棚に置いてあった売り出し用の看板に

思い切り顔をぶつけた事があるんですね。

とても恥ずかしかったですね~(汗)。

 

その話をある先輩社長さんに

お話したところ

「背中で挨拶するな」

という言葉を教えてもらったのです。

 

僕たちの取引先

ご飲食店さん、

小売店さんは

サービス業ですから、

 

普段ぼくたちの

何十倍も挨拶や礼儀に対して厳しく、

日々ご接客のトレーニングをしています。

 

僕たちがお客さまに納品の場で

感謝しているか、

それとも次のお客さんの事ばっかり

気が向いているかなんて、

全部伝わってしまっているんですね。

 

当たり前のことかもしれませんが、

せめてそのお店を出るまでは

お店のことを考える、

そして最後にお礼

 

それがマナーじゃないかと

自戒を込めて感じています。

 

たまごを通しての“繁盛提供”

これが、僕たちのビジョンです。

 

次のお客様じゃなく

目の前の取引先さまと、

どれだけじっくりお話できるか。

 

もっと、

そこを追求してまいります。

残りの2つも、後日ご説明しますね~。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月27日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

AIによる飲食店セルフオーダーシステム

「オートリザーブ」というサービスが

炎上していますね。

画期的なAI電話予約が飲食店に迷惑をかけて大炎上? サービスを運営する社長の見解を全文公開(東龍) – Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/byline/toryu/20211123-00269446)

 

専用アプリでお店と人数を選ぶと、

機械音声でお店に電話

予約を取ってくれる

というサービスで、

 

Googleマップなどから勝手に

お店の情報を登録しており

休業などの訂正が難しい

 

お店の事前承諾なしに

いきなり自動音声で連絡があり、

一方的な音声のみで質問もできない

主にこんな点が店舗さんで

問題となっているようです。

 

う~ん、

本来はお客の利便性を上げ

お店にも来店しやすいメリットとなる

そんな目的のサービスであるかと思います。

 

決して方向性が間違っている

のでは無さそうなだけに

ざんねんですね。

 

法的な問題については

いくつかのサイトですでに論じられていますが、

 

こばやしが1つ、問題だなぁと思うのは

「お客としてのマナー」

「お店側の気持ち」

に対する部分。

 

糸井重里さんのサイト

「ほぼ日刊イトイ新聞」に

たしかサカキシンイチロウさんの

コラムだったかと思いますが、

 

ずいぶん前に

お客としてのマナーと言いますか、

「お店の人が喜ぶことをしよう」

という点について書かれていました。

「12時過ぎなど忙しい時間に予約の電話はしないでおこう。」

「買い物袋なんかは下げて行かない。手ぶらで来店すると、お店の人は『食事のためだけに来てくださったんだ。』と思ってもらえてうれしい。」

「19時10分の来店予約など、キリの良い時間からちょっとズラすと、ご案内がかぶらなくて喜んでもらえる。」

なんて風な

『お客として、お店に喜んでもらうマナー

について色々書いてあって、

なるほど!とすごく納得したのを覚えています。

 

そう、当たり前ですが、

お店の方も、すごく期待した

お客様に来て欲しいですし、

ワクワクしている方を楽しませたい。

 

なのに、いきなり「電子音声」で

『言いっぱなし』されたんじゃぁ‥‥‥

ガッカリですよね。

 

利便性やお互いのメリット

そういう点じゃなくって、

 

「お客のマナー」として

気づかいが欠如している

 

これが問題の一端

じゃないかと思うんです。

 

そもそも

お客さまは「神様」

じゃなくって、

『美味しい幸せな体験』と

金銭対価の

“等価交換”をする立場

 

つまり飲食店さんとお客さんは

対等な立場です。

来店のときに

それをしたら

「お店のヒトが」笑顔になるかどうか

 

楽しむお客の立場で

考えてみるのも

必要じゃないでしょうか。

 

◆たまご屋にとってのマナーは?

ちなみに僕たち、

卵をお届けする者にも

ちゃんとマナーがあります。

社内で決め事をしますが、

 

たとえば

「配達」のマナーであれば、

「背中であいさつしない」

「ライバルにあたる他取引先の話はゼッタイしない」

「師匠として時には断る」

の三つがあります。

 

『背中であいさつ』とは、

納品した際に

目の前の人じゃなくって

後ろのドアに向かって

「ありがとうございました~。」と

やっちゃうことですね。

 

長くなりましたので、

続きは次回にお話いたします~。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月26日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

『全米でサンタ不足 子どもからの感染リスク恐れ』という記事が出ていますね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f737c7cb8e9b39ccda826ee7e294e86dfbba7a8f

国際本物ひげありサンタ組合の声明ですが、

 

コロナ禍で亡くなった方や、

感染リスクなどで敬遠され

サンタが減ってしまっているとのこと…

 

う~ん、これは致し方ないとはいえ、

なかなかさみしいハナシです。

 

コロナ禍で生活様式が一変して久しいですが、

『一晩で多くの家を訪問する

おじいさんがマスクせずに

プレゼントを持ってくる』

 

オンラインではなくリアルで

というファンタジーは、

 

もしかして今の時代

子供達にとっても

「ちょっとこわいかも…」

なんてイメージするように

なってくるのかもしれません。

 

ウチには息子が2人いるのですが、

サンタの存在を信じています。

 

いや、夜中に一台のそりで、

という部分は

「それはムリだろう」

という感覚ですが、

 

なにがしかの団体が

子供のために

いろんな人の協力を経て

多くのサンタクロース

という存在によって

プレゼントをくばっていただける

 

そういう集団の存在については

かなり信じています。

 

どうしてかなぁ?

と思って聞いてみたら

その根拠は、

『宅配便』があるから。

 

ネットで注文したものが

家に来る宅配便の

お兄さんによって

手元にやってくる

 

近所のおもちゃ屋さんに無いものでも

ネットの先にあらゆるものが

そろっている

 

これをイメージできるから、

「サンタの協会だってあるだろう。」

と思えているようなんです。

 

最新の流通網によって、

昔からの慣習が

よりリアルに感じる…

なかなか興味深いですね~。

 

そう考えると、

時代の変化は悪くないですよね。

 

たまごでは、

先日「たまごに香りがつく」

というお話をしましたが、

 

フレンチの古い技法に、

「たまごにトリュフの香りづけをする」

という調理法があります。

これ、めちゃくちゃ美味しいんです。

 

ただ…ちょっと手間ですし、

時間も待たないといけない。

 

じゃあ、通販であれば、

たまごが届くまでに一晩かかる、

その時間にじっくり香りづけができるな。

 

そう考えたんですね。

で、こんな商品ができました。

ウチの田んぼで採れたお米のもみ殻を焙煎して、

香ばしい香りと共に封をする。

それを、通販として送っているのです。

 

すぐに香りがつかないので、

通販限定です。

 

僕たちは四国徳島、

田舎からたまごを全国に

お送りしているのですが、

その「遠さ」が

逆においしさになっているんですね。

 

おかげさまで、お米収穫の時期以降、

今年もたくさんご注文をいただいております。

 

これも物流の進化によって

可能になったおいしさ

なんじゃないかと思っています。

 

サンタクロースのように、

夢を届けるレベルまで

高めていきたいですね~。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月24日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

先日、仕事のついでに

池袋にあるサンシャインシティ

で開催中の『ガシャポンのデパート』

に行ってきました。

すんごい数のガシャポンが集まってまして、

なんと3000面!もあるそうです。

組み立て工場イメージの

参加型の遊び場もあって、

おもわず童心にかえる

ワクワク感がありました!

いろいろ目移りしたんですが、

畜産動物がテーマの

ガシャポンを見つけまして

『なかみまるみえフィギア』

と題して5種が入ってました。

「食べられる動物編」

というサブタイトルが

シュールですね。

 

なんと!

一発でニワトリを引きまして

我ながらツキがあるなぁ、

と思いますね(笑)

こんな風に

それぞれの内容も

面白いのですが、

 

やっぱり

「沢山の中から選ぶ」

という価値がとてもステキだと

感じます。

 

この『選ぶ』

という行為が

じつは、あなたのお店の

ご繁盛につながります。

 

たまごのこだわりと

お店のファンづくり、

繁盛メニューづくりに

役立つ事例があります。

 

ある関東のカフェ兼レストランさんから

ご依頼をいただきまして、

たまごの切り替えのお手伝いをしました。

 

二十数種類のたまごを

比較していただきまして、

その中から、

お店の味

珈琲のこだわりに

最も合うたまごを

お選びいただいたのです。

 

卵自体のそぼくな

味がしっかりしていて、

でも香りは控えめなたまご

 

そんなたまごがいちばん

そのお店の味に合う、

という事がわかりまして、

ハーブ飼料で育てた

たまごをお届けする事になりました。

 

そして、

「23種の中から選んだ、当店の珈琲に最も合うたまごです」

のように、伝えて頂いたのですね。

 

ただ良いたまごを使う

じゃなくって、

お届けしたいお店の美味しさがあって、

 

そのために

「沢山の選択肢の中から卵を選び抜いた」

という価値が

コストを下げながらの

満足度アップになりました。

 

厨房の方だけじゃなく

ホールスタッフの方も

ご一緒に試食して選んでいただいたのですが、

 

結果、ご接客の中でも

「このたまごは、香りがすごく良いんですよ。」

「わざわざ20種類以上から選んだんです。」

なんて、こだわりを

お話いただける、

 

実感のこもった説得力が

お客様の喜びになっているそうです。

 

いい卵、というよりは

いちばん合う卵

の方が美味しさにつながります。

 

選ぶ時間はかかりますが、

単にこだわった卵を使うよりは、

コスト的にも有利な事が多いです。

 

ぜひ、ワイワイ、ワクワクしながら

あなたのお店の味にピッタリなたまごを

僕たちの届ける83種から

一緒に選べましたら楽しいです。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

(関連:メニューに「〇〇卵使ってます」と書いても意味がない | たまごのソムリエ 面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月23日

飲食店さん、洋菓子店さん向けの内容です。

アフターコロナに向け、

外国の方集客のための

たまご表記のコツがあります。


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

先日ロッテリアの前を通ったら、

こんな看板が出ていました。

「絶品!」

って大きく書いてあるんですね。

 

美味しそうだなぁ。

とは思いましたが、ふと

「中国の方が見たら、

なんて読むんだろう…?」

って思ったのですね。

 

だって中国語って、

漢字が同じでも

全く違う意味になることがあるんですよ。

 

たとえば「手紙」って書くと

中国語では「トイレットペーパー」の事ですし、

 

「湯」って書くと

日本では沸騰した「水」ですが

中国では「スープ」の事です。

 

あれだけデッカイ文字だと、

意味はどうなんだろう??

 

「絶」って“断る”とか“絶える”って意味ですし、

もしかすると中国語で

「売り切れだよ」

みたいな意味があったりして…

と思いまして、

 

調べたら「絶品」は

中国語でも

「すばらしい」

「超うまい」

みたいな意味でした。

なーんだ

なるほど、これなら納得ですね。


〇インバウンド復活・在留の人もターゲットに!?

たとえば東京には、55万人の外国人の方が住んでいますが、

その内3人に一人は中国の方です。

 

また、アフターコロナ禍の

ターゲットとしても

中国からの観光客や滞在人が

外食業界で視野に入ってくるでしょう。

 

じっさい、

日本インバウンド・メディア・コンソーシアム(JIMC)の

「中国人最新訪日意識調査」によると、

中国で「コロナ後行きたい国」で

日本は1位だそうです。

 

もしあなたのお店が

中国からの観光客や

在留の方が多い地域であれば、

 

お店のPOPや看板でも

漢字の意味を

ちょっと意識してみるのも

必要かもしれません。

 

たとえば

『美味』って言葉は、

中国語でも日本語と同じ

「おいしい!」です。

 

これも『絶品』と同じく

使えますよね。

 

ちなみに、

「卵」って書いてっても

中国の方はピンときません。

 

日本でいう「たまご」は、

『蛋(たん)』と書きます。

タンパク質の「タン」ですね。

 

「卵」は学術用語(虫とか)で、

食では使わない漢字です。

 

「卵!」

なんてデッカク書いた

看板でも、中国語圏の方には

集客効果は無いかもです。

 

ですが、

『卵黄』や黄身、

『卵白』だと

しっかり響くようですので、

 

POPなどのPRでは、

「卵」だけよりも

表記として使い勝手が

良いかもしれません。

 

あと、「たまご焼き」は

中国語では「目玉焼き」

の事を指しますので、

メニューで勘違いされる

場合もあるかもしれません。

シズル写真の有無で

注文数は変わるでしょう。

 

現状はコロナ禍もあって

海外の方は少ないですが、

もしTPPがスタートしたら、

「人の移動条項」によって

技術者中心に多くの

外国人が行き来するようになります。

 

都市部のお店さんでは、

ハラル的メニューと併せて

今から備えておく必要が

あるんじゃないかと思います。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月19日

もし、あなたのお店のメニューに無い料理や

やっていないサービスを

お客様に求められたら

どうしますか?


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

ある、お世話になっている社長さんにもらったアドバイス。

 

『商売をしていて

「こんなのってできないですか?」

って聞かれる事は、

ゼッタイにできるようになった方がいい。

 

なぜなら、お客様がイメージで

「このお店なら、やってくれそうだ。」

と思っている事だから。』

 

なるほど。

フランス料理店に行って

「お粥ってできるでしょうか?」

はゼッタイに聞かないでしょうけど、

 

めちゃくちゃ対応の良い料亭で

胃の調子が悪い時なら

思わず聞いてしまうかもしれません。

 

ホテルオークラさん、帝国ホテルさんでは、

朝食時に目の前で

超スゴイオムレツを作ってくれるんですよね。

海外でも、朝食ビュッフェで

目の前で玉子料理を作ってくださるホテルは

多いのですが、

「こんな美味しいオムレツって、

どうやって作ってるのかな?

見てみたいな。」

「できたてを早く食べられるかな?」

 

っていう声がきっかけになった

そんな話も聞いた事があります。

 

近所に僕がとても尊敬する

繁盛中国料理店さんがあるのですが、

そのお店は、

お客様の声を拾うのが

めちゃくちゃ早いんです。

 

「このメニューなんて読むのかな…?」

って思ってたら

次に行ったときには

もう対応されている。

 

たとえば、これからの時期、

冷え込んできますよね。

 

その地域でトイレに

ちゃんと暖房がかかっているお店は、

僕の知る限りそのお店だけ。

 

細やかな潜在ニーズに

自分で気づくのが

一番良いのですが、

それってなかなか

ムズカシイですよね。


ですので、もし、

「こんなのってできますか?」

と聞かれることがあったら、

 

「すみません、ウチではそれやってなくて…。」

と、その場では断ったとしても、

 

『そう見えるのか!チャンス!』

…と捉えて

未来へのヒントに

なるんじゃないかと思います。

 

ウチも、

「少ない単位の業務用って無いですか?」

「納豆に合うたまごって無いですか?」

「プリンに合うたまごって無いですか?」

 

お客様のお問合せがきっかけで

のちに生まれた商品が

た~くさんあります。

 

できそうに見えるのは、

未来のチャンス!

と思ってチャレンジしております。

 

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月17日