機械化、AI化が進んでいますが、仕事を見直すいいきっかけになるかもしれません。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
ファミリーマートが、品出しのロボットを導入して話題になっていますね。
すごい動き!と目を奪われますが、
機械関係の友人にいわく
ホントにすごいのは
AIなど操る脳みその進歩と、
カメラ部分だそうです。
なんて書いてあるかが
ちゃんと認識できるから、
正確に品出しができるんですね。
じつは、卵の世界でも同じことが起こってまして、
たまごは産みたてから、
カラについた汚れを洗って
目に見えないくらいの小さなヒビが
入った卵を除去して、
サイズ別に分ける、
そんな洗卵選別工程が必要なんですね。
で、たまごって割れモノですし、
どうしても人の手でなければいけない工程が
たくさんあったのです。
たとえば、選別ラインで
パック詰めされた卵は、
最終かならず
「汚れが無いか」
「割れていないか」
を人の目でチェックして、
箱詰めしているんですね。
ですが、それも
機械の目と、腕で充分ひとと同じ働きができるようになってきています。
今のところはまだ人間の方が融通が利くようですが、
これも機械の方が上、となるのは時間の問題でしょう。
じつは、飲食業界でも、
おなじ波が来ています。
ひたすら同じものをつくる工程が多い料理
たとえばリンガーハットさんは早くから自動調理機械を厨房に導入していますし、
たまご料理だと、
シンガポールではこんな機械が出ています。
シンガポールのホテルの朝食来たら、全自動オムレツマシーンがあったので一つ試してみた。自分で具材を選んで、皿を置いてボタンを押すと最後までオムレツを作ってくれた。ロボットよ、人間から仕事を奪うな🥚🤖🍳 pic.twitter.com/LHTnRoYGCc
— Jun Yokoyama (@yokoching) April 25, 2019
すごいですね~!
さて、このポイントは、
「お客様にとって
どっちでもいいこと」は
機械化しちゃってもいい
ってことじゃないかと思うんです。
ある先輩社長に
「ボーリングのピンを立てる人」
の話を聞いた事があります。
かつてボーリング場では、
各レーンに、
ボーリングのピンが倒れた時に
それを素早く立てる人がいました。
レーンが機械化したときに、
すべてその「職」は無くなっちゃいました。
そりゃそうですよね。
真心こめてピンを立てようが、
機械が立てようが
ボーリングをする上では同じなんですから。
たとえば、ファミマの品出しだって、
減った商品を補充するのは、
機械がしようが
人がやろうが、
お客さんには同じ商品が陳列されているだけです。
コンビニ業務の2割は「品出し」なんだそうですが、
そんなことはロボットに任せて、
むしろ人間は、
接客の細やかなサービスとか
新サービスの企画とか
どうやってお客さんをワクワクさせるかとか、
やればやるほど感動してくれる
そんなことに
面倒くさい手間をどんどんかけるべきなんでしょうね。
オムレツを目の前で焼くのが
「どっちでもいい」のかは
ちょっとわかりませんが…
たとえば飲食店さんでいうと、
支払いの自動化とか
サイゼリヤのように
食材発注の自動化とか
「お客様にとってどっちでもいい業務かどうか」
を考えて、自動化とか外注化してみるのは、
今後の効率化としてアリじゃないかと思います。
僕たちもいまは、
圧倒的に手作業が多いんですよね。
未来を考えて、ホントに僕たちじゃないと
できないかどうか
ボーリングのピンになってないか?
一つ一つ仕事の工程を考えていかねば、と思います。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。