小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ちょっとつぶやき 記事一覧

飲食店さま向けに書いています。

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

昨日のエントリで、

金運の上がるたまごのいわれ

「大寒のたまご」を

さらに暦の『時間』まで

ピンポイントに絞ると面白いのでは

というお話をしました。

 

今度は反対に、

もうちょっと売上を伸ばす方向で

期間を広げて考えてみる事も

できるんじゃないかと思うんです。


風水で「食べると金運の上がる」

と言われる

大寒の時期生まれのたまごは

 

天然のダウンジャケットを着た

ニワトリさんが、

寒さで快適になり

一年でいちばん

たっぷり餌を食べるようになる

 

だから、

いちばん滋養に富んだ

たまごを産み

 

それを食べると

活力が増して

商売がうまくいく

すなわち金運が上がる。

 

そんな風水の理屈から

始まっています。

「風水」って統計学なんです

食品成分検査なんて

無い昔だけども

 

たまごの滋養の

多寡も経験のなかで

分かっていたのでしょうね。

 

じっさい、餌の食べ具合は

2割くらい増えます。

 

◆最も寒い日のたまごは…!?

じゃあ、一番寒い日って「大寒」なんでしょうか?

気象庁の1991年から2020年まで

の統計データによりますと、

 

東京で一年を通して

最も「平均気温」が低いのは、

1月15日~28日(3.3℃)の13日間です。

 

ポイントは

大寒の候だけが

「本当に最も寒い頃」じゃない事、

そして期間が長くもなること。

 

我が徳島県だと

1月23日~2月6日が

ここ30年間で最も寒い期間で

大寒の候より長いです。

 

要するに

「寒いから鶏が快適で滋養に富む卵を産む」

というストーリーなら、

何も大寒の日に

こだわらずとも良いわけです。

 

しかもこだわった結果として

たとえばご飲食店さんの

「金運の上がる大寒のたまごフェア」

で少し長い期間でも売れるなら、

悪くないですよね。

 

大寒と近い時期のイベントに

「節分の恵方巻」がありますが、

あれも元々は

関西にあった

いち商家の「ゲン担ぎ」を

芸者さんが遊びとして披露し、

 

それを“拡大解釈”して

全国の

これだけ大きなイベントに

なっています。

 

いちばんたまごの品質が良くなる

金運のいわれがある

寒い時期

 

『大寒』の候だけななく、

すこし広げてフェア

メニューに取り入れて

みませんか?

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月30日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

少し前ですが、

 

来年1月20日~2月4日の

「大寒の候」

生まれの卵を食べると、

『一年間金運が上がる』

 

‥‥‥こんな風水のいわれをご紹介しました。

一年で最も寒い日は、

鶏は快適で餌を沢山食べるため、

とても滋養に富んだ卵を産む。

それを食べると

活力が増して

商売がうまくいく。

 

そんな根拠の言い伝えです。

面白いですね。

 

「金運上昇」

ここまでトンでいると、

 

『食べると金運が上がります!』

とうたっても

薬事法に触れることはありません。

 

最近はこの「金運たまご」を

積極的に時期のものとして

PRしてくださるお店さんや

小売店さんも増えてきました。


さて、この

『金運の上がるたまご』

の量販店さま、ご飲食店さまでの活用ですが、

 

イベントでこれを

おもいっきり、

せばめてみる

または、

広げてみる

 

どっちもファンづくりに、

とても面白いんです。

 

・こだわって狭めてみる

以前サントリー白秋工場の

見学をさせて頂いた際、

年代物の原酒

最上級のウィスキーを

試飲させて頂くちょっとした

イベントがありました。

 

ロックをつくっていただいた

スタッフのお姉さんは

「この銘柄はマドラーで〇回転半、じゃないと最高の味になりません。」

…と言っておられました。

実際とんでもなく

厳密に試験をしたのだそうです。

 

たとえば大寒たまごで言うと、

辞書には「二十四節気のひとつ」とあります。

 

二十四節気とは

太陽の通り道を、

春分点を基点にして24等分し、

季節を同じ数だけ区切る考え方です。

 

そして「大寒」とは

太陽が300°の傾きの時点

を指します。

 

厳密に言うならば春分点から300°…という事は、

大寒の日だけでなく

大寒の「時間」まで

ハッキリ決まっているという事です。

 

2021年は1月20日の「午前11時39分」です。

仮に、ピタリ!この時間に

生まれた卵であれば、

まさに金運中の金運をもたらす縁起卵!

として高く売れるかもしれません。

 

縁起物と言われる

初マグロの競りはご祝儀相場として、

昨年は一匹2084万円!

で取引されました。

 

狭めるだけ狭めてこだわり、

狭く高く売れる、

こうなればちょっとワクワクしますよね。

 

経験上イベントごとは

「楽しんだものほど勝つ!」です。

 

「そこまでやるの!?」

くらいの取り組みが、

「買ってみよう」

というお客様の気持ちを動かし、

 

またその後も「あそこはスゴイ」

というイメージを長く持ってもらう

そんな事につながるんじゃないでしょうか。

 

更にマニアックな

大寒のたまごの活かし方

 

ご興味の方は、

ぜひご相談くださいませ~。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月29日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

さて、昨日の続きです。

たまご屋として

「まもるべきマナー」

というお話。

 

僕たちの決め事です。

たとえば「たまご納品時のマナー」は

 

『背中であいさつしない』

『ライバルにあたる他取引先さんの話はゼッタイしない』

『師匠として時には断る』

…の三つを、僕たちは決めています。

 

〇ゼッタイに話さないことは…

2番目の

『他取引先飲食店さんの事はゼッタイ話さない』

ですが、これは当然の事と思います。

 

僕たちは、地元の市では、

エリア全飲食店さんの

6割くらいにお届けしていたりします。

 

当然、ご近所同士のラーメン店さんとか、

うどん店さん、カフェさん、・・・

競合する飲食店さんに

納めることがあります。

 

もし、「あそこのお店ってどうなの?」

というご質問に、

わずかでも答えたら‥‥‥

 

もう、僕たちのことは

信用してくださらないでしょう。

 

だって、

ライバルの話が聞けたってことは、

「相手にもきっと、ウチの話をするだろう。」

そう考えるでしょうから。

 

ですので、

いっさい一切そのお話はしません。

「新聞に出てましたねェ。」

くらいのことは言いますが、

広くオープンな情報くらいです。

 

 

〇たまごに関しては「断る」のも仕事…!

3つ目の

『師匠として時には断る』

ですが、

 

決して上から目線

という意味じゃぁありません。

プロとして時に「断る」事が

とっても大切だ、

という意味です。

 

僕たちは

たまごをステキに使っていただく

そのためのプロである、

と考えています。

 

いわば「卵ファースト」

そう考えた場合にお客さまが、

良くない管理方法や

選択をされている事があります。

 

例えば料理屋さんで

たまごの取り出しやすさを考えてか

厨房のかなり暑っつい場所に

卵を置いてある事があります。

 

ウチは中華料理だ

加熱するから大丈夫!

なんて言われたりするのですが、

 

それはダメなんです!

とハッキリ言えるかどうか

が僕達に問われます。

 

なぜなら僕達が

卵に関して「だけ」は

知識が相手よりもあるわけですから、

大事な点については譲ってはいけない。

時には断る

 

その姿勢が

信頼になるんじゃないかと

思うんです。

 

また、

たまごの向き不向きで、

「こんな卵を使いたいんだ。」

っておっしゃられても、

 

時には、

「それはお料理のこだわりに合わないので

オススメしません。やめた方がイイですよ。」

とお伝えする。

 

ほかにも、

納品時に「あそこの冷蔵庫の中に入れておいて。」

なんて気軽に言われる事がありますが、

 

「複数の厨房」に踏み入る事は、

コロナ禍だけじゃなく、

ノロウィルスなどのリスクを考えると

 

僕たちがどんなに消毒していても、

冷蔵庫を触るべきじゃ

ない時があります。

 

場合によってお断りする

かもしれません。

 

例えば枕を買いに行った際に、

「あなたの頭のカタチなら、

こんな枕は買っちゃダメ!

こっちにした方がいいよ。」

 

‥‥‥と言ってもらった方が

うれしくなりませんか?

 

僕たちも

卵について『だけ』は

「師匠」となって、

 

時には相手にNO!という姿勢で臨む

 

かなり怖いですが

大事なマナーだと思っています。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月28日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

甚大なシステム障害を

引き起こしたみずほ銀行

金融庁からめっちゃ怒られていますね

「まるで中学生みたいに叱られてる」

と話題になっています。

 

銀行が信頼を失う事で

経済が急激に縮んじゃうことを

「信用収縮」

というそうですが、

 

国としては

絶対に避けるべき事態

 

つまり

「やっちゃいけないこと」

をやったからスゴク叱られ

ているということでしょうか。

 

さて、

昨日の続きです。

たまご屋として

「やっちゃいけないこと」

「やるべきこと」

というお話。

 

いくつかありますが、

たとえば「たまご配達時のマナー」は

『背中であいさつしない』

『ライバルにあたる他取引先さんの話はゼッタイしない』

『師匠として時には断る』

の三つです。

 

『背中であいさつ』とは、

納品した際に

次の事を考えながら、

目の前の人じゃなくって

後ろのドアに向かって

「ありがとうございました~。」と

やっちゃうことですね。

 

僕達は毎日数百件の

お客様へ卵商品を

お届けするわけですが、

 

正直時間が勝負、

とても急ぐあまり

良くない対応をしてしまう事がありました。

 

納品をしてサインを頂きながら、

すでに頭の中は次のお客さんの

お届けの事でいっぱい、

気もそぞろにお礼をして飛び出す、

なんてことをやってしまうのですね。

 

僕はかつてそうやって、

大変恥ずかしい目にあったことがあります。

あるスーパーさんへの納品でした。

 

次へ急ぐあまり、

小走りになり振り返りながら

挨拶して出ようとしたところ、

棚に置いてあった売り出し用の看板に

思い切り顔をぶつけた事があるんですね。

とても恥ずかしかったですね~(汗)。

 

その話をある先輩社長さんに

お話したところ

「背中で挨拶するな」

という言葉を教えてもらったのです。

 

僕たちの取引先

ご飲食店さん、

小売店さんは

サービス業ですから、

 

普段ぼくたちの

何十倍も挨拶や礼儀に対して厳しく、

日々ご接客のトレーニングをしています。

 

僕たちがお客さまに納品の場で

感謝しているか、

それとも次のお客さんの事ばっかり

気が向いているかなんて、

全部伝わってしまっているんですね。

 

当たり前のことかもしれませんが、

せめてそのお店を出るまでは

お店のことを考える、

そして最後にお礼

 

それがマナーじゃないかと

自戒を込めて感じています。

 

たまごを通しての“繁盛提供”

これが、僕たちのビジョンです。

 

次のお客様じゃなく

目の前の取引先さまと、

どれだけじっくりお話できるか。

 

もっと、

そこを追求してまいります。

残りの2つも、後日ご説明しますね~。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月27日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

AIによる飲食店セルフオーダーシステム

「オートリザーブ」というサービスが

炎上していますね。

画期的なAI電話予約が飲食店に迷惑をかけて大炎上? サービスを運営する社長の見解を全文公開(東龍) – Yahoo!ニュース(https://news.yahoo.co.jp/byline/toryu/20211123-00269446)

 

専用アプリでお店と人数を選ぶと、

機械音声でお店に電話

予約を取ってくれる

というサービスで、

 

Googleマップなどから勝手に

お店の情報を登録しており

休業などの訂正が難しい

 

お店の事前承諾なしに

いきなり自動音声で連絡があり、

一方的な音声のみで質問もできない

主にこんな点が店舗さんで

問題となっているようです。

 

う~ん、

本来はお客の利便性を上げ

お店にも来店しやすいメリットとなる

そんな目的のサービスであるかと思います。

 

決して方向性が間違っている

のでは無さそうなだけに

ざんねんですね。

 

法的な問題については

いくつかのサイトですでに論じられていますが、

 

こばやしが1つ、問題だなぁと思うのは

「お客としてのマナー」

「お店側の気持ち」

に対する部分。

 

糸井重里さんのサイト

「ほぼ日刊イトイ新聞」に

たしかサカキシンイチロウさんの

コラムだったかと思いますが、

 

ずいぶん前に

お客としてのマナーと言いますか、

「お店の人が喜ぶことをしよう」

という点について書かれていました。

「12時過ぎなど忙しい時間に予約の電話はしないでおこう。」

「買い物袋なんかは下げて行かない。手ぶらで来店すると、お店の人は『食事のためだけに来てくださったんだ。』と思ってもらえてうれしい。」

「19時10分の来店予約など、キリの良い時間からちょっとズラすと、ご案内がかぶらなくて喜んでもらえる。」

なんて風な

『お客として、お店に喜んでもらうマナー

について色々書いてあって、

なるほど!とすごく納得したのを覚えています。

 

そう、当たり前ですが、

お店の方も、すごく期待した

お客様に来て欲しいですし、

ワクワクしている方を楽しませたい。

 

なのに、いきなり「電子音声」で

『言いっぱなし』されたんじゃぁ‥‥‥

ガッカリですよね。

 

利便性やお互いのメリット

そういう点じゃなくって、

 

「お客のマナー」として

気づかいが欠如している

 

これが問題の一端

じゃないかと思うんです。

 

そもそも

お客さまは「神様」

じゃなくって、

『美味しい幸せな体験』と

金銭対価の

“等価交換”をする立場

 

つまり飲食店さんとお客さんは

対等な立場です。

来店のときに

それをしたら

「お店のヒトが」笑顔になるかどうか

 

楽しむお客の立場で

考えてみるのも

必要じゃないでしょうか。

 

◆たまご屋にとってのマナーは?

ちなみに僕たち、

卵をお届けする者にも

ちゃんとマナーがあります。

社内で決め事をしますが、

 

たとえば

「配達」のマナーであれば、

「背中であいさつしない」

「ライバルにあたる他取引先の話はゼッタイしない」

「師匠として時には断る」

の三つがあります。

 

『背中であいさつ』とは、

納品した際に

目の前の人じゃなくって

後ろのドアに向かって

「ありがとうございました~。」と

やっちゃうことですね。

 

長くなりましたので、

続きは次回にお話いたします~。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月26日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

『全米でサンタ不足 子どもからの感染リスク恐れ』という記事が出ていますね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f737c7cb8e9b39ccda826ee7e294e86dfbba7a8f

国際本物ひげありサンタ組合の声明ですが、

 

コロナ禍で亡くなった方や、

感染リスクなどで敬遠され

サンタが減ってしまっているとのこと…

 

う~ん、これは致し方ないとはいえ、

なかなかさみしいハナシです。

 

コロナ禍で生活様式が一変して久しいですが、

『一晩で多くの家を訪問する

おじいさんがマスクせずに

プレゼントを持ってくる』

 

オンラインではなくリアルで

というファンタジーは、

 

もしかして今の時代

子供達にとっても

「ちょっとこわいかも…」

なんてイメージするように

なってくるのかもしれません。

 

ウチには息子が2人いるのですが、

サンタの存在を信じています。

 

いや、夜中に一台のそりで、

という部分は

「それはムリだろう」

という感覚ですが、

 

なにがしかの団体が

子供のために

いろんな人の協力を経て

多くのサンタクロース

という存在によって

プレゼントをくばっていただける

 

そういう集団の存在については

かなり信じています。

 

どうしてかなぁ?

と思って聞いてみたら

その根拠は、

『宅配便』があるから。

 

ネットで注文したものが

家に来る宅配便の

お兄さんによって

手元にやってくる

 

近所のおもちゃ屋さんに無いものでも

ネットの先にあらゆるものが

そろっている

 

これをイメージできるから、

「サンタの協会だってあるだろう。」

と思えているようなんです。

 

最新の流通網によって、

昔からの慣習が

よりリアルに感じる…

なかなか興味深いですね~。

 

そう考えると、

時代の変化は悪くないですよね。

 

たまごでは、

先日「たまごに香りがつく」

というお話をしましたが、

 

フレンチの古い技法に、

「たまごにトリュフの香りづけをする」

という調理法があります。

これ、めちゃくちゃ美味しいんです。

 

ただ…ちょっと手間ですし、

時間も待たないといけない。

 

じゃあ、通販であれば、

たまごが届くまでに一晩かかる、

その時間にじっくり香りづけができるな。

 

そう考えたんですね。

で、こんな商品ができました。

ウチの田んぼで採れたお米のもみ殻を焙煎して、

香ばしい香りと共に封をする。

それを、通販として送っているのです。

 

すぐに香りがつかないので、

通販限定です。

 

僕たちは四国徳島、

田舎からたまごを全国に

お送りしているのですが、

その「遠さ」が

逆においしさになっているんですね。

 

おかげさまで、お米収穫の時期以降、

今年もたくさんご注文をいただいております。

 

これも物流の進化によって

可能になったおいしさ

なんじゃないかと思っています。

 

サンタクロースのように、

夢を届けるレベルまで

高めていきたいですね~。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2021年11月24日