『食品』の良いところは膨大な医学データがあること
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
花粉症に効く、と評判だった
健康茶にステロイドが入っていた
とわかって騒ぎになってますね。
【発表情報】
医師から、花粉症のために患者が飲んでいた健康茶に医薬品成分のステロイドの含有が疑われるとの情報提供がありました。
当センターで同銘柄の商品を調べたところ、ステロイドが含まれていました。
飲用されている方は、医療機関にご相談を!詳細はこちらhttps://t.co/r0Q37CEzd5 pic.twitter.com/Az3VHgzZJw— 国民生活センター (@kokusen_ncac) April 12, 2023
うおお、これはヤバいですね。
ステロイドって、
抗炎症作用があるから
そりゃ花粉症に効きますよ。
アトピー性皮膚炎なんかにも
塗り薬で使いますし。
ただ、容量や期間によっては
白内障になったり副腎に支障が
でるので、必ずお医者さんに
かかりながら摂る必要がある
ある意味危険な成分です。
今回の件も、
お医者さんが患者さんの
副腎数値の異常を診て
気づいたのだとか。
◆ナゾの効能なんてのは無い
いや~、実際問題として
「効果がある」ということは
なにがしかの薬理作用が体に
起こっているわけです。
「医者にかかるよりも効いてる。すごい。」
『薬よりも効く』なんて
不思議作用がある
“食品”は基本あり得ない
とおもっておく必要がありますね~・・。
すごい効果があるものは
摂取上限があったり
副作用があります。
そうならば“医薬品”として
管理・使用されているはず
なんです。
つまり『食品』は基本
「劇的な即効効果はない」
と思っておくべきでして、
たとえば
卵の健康機能だって、
『食べてすぐ』の効能じゃなく
長いこと継続して食べてこその
健康になる要素なんですね~。
◆「食材」はめっちゃ調べられてる
そのうえで、
鶏卵など、普段食べている
食材の健康メリットって
何かといいますと、
劇的ではないが
体に良いことを
膨大なデータをとって
調べ尽くされている
というのが
かなり大きいです。
例えばたまごは
米国食品医薬品局(FDA)が
『卵は“健康食品”となります。卵が万能の栄養源であり、健康な生活に必要なコリン、ビタミンD、必須脂肪酸などの栄養素を供給することを示す科学を肯定するものである。』
『卵は重要な栄養素を提供し、健康的な食事パターンに含めるよう「食事ガイドライン、2020-2025」によって特に推奨されて いる食品』
として新しい定義を出していますが、
その裏付けには
数十年にわたる膨大な
医学研究データがあります。
これは、たまごに限らず
日常的なほかの食材にも
言えることです。
逆に言うと、
劇的な効能がある
あまり良く知られていない
食品は、まず疑ってかかるべき
もしくは
急激な効果が起こる
己の体を疑うべき
ということですね~。
少し前に、
ヤクルト1000を飲むと超安眠する!
みたいな効能が広まってましたが
乳酸菌にそんな効果はなく、
糖分による血糖値スパイクの
乱高下の結果→自分の糖尿予備軍を
疑うべきなんですね。
ステロイドお茶は、
ひとつの教訓になる事件だと思います。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。