「生卵供える稲荷」伝承が今夏映画に
出張続きの日々が一段落し、ようやくゆっくりと更新の時間が取れるようになりました。
【ニュース】【名作の舞台・ハタヤの稲荷】「生卵供える稲荷」伝承がアニメに
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/090623/stm0906231100000-n1.htm
こちら埼玉県入間市の「ハタヤの稲荷(いなり)」には、拝むと探し物をみつけてくださるなど色んなご利益があり、昔からそのお礼に卵をおそなえしているとのこと。この夏公開のアニメ映画「ホッタラケの島」のモチーフになっているそうです。ちょっと見てみたいですね。
お稲荷様へのお供えといえば油揚げ。これはお稲荷さんの由来となったインドの神様、荼枳尼天(だきにてん)*1へのお供え物がもともと「ネズミの油揚げ」であり、これが日本に入った際に、殺生を禁じる仏教の教えと重なって「豆腐の揚げもの」いわゆる「油揚げ」に変わったと言われています。*2
「栄養があるものを供える」というのが本来の趣旨だそうですから、卵でももちろんその目的に適っていますね。むしろネズミに似せるなら、まるっこい卵の方が・・。(^^;)
■ところで・・・
徳島市内には、実はお稲荷さんならぬ「たぬきの祠」がたくさんあります。狸の好物は土ミミズだそうですが、この場合は何のお供えが良いのでしょうかね?形が似ている(?)かき揚げとかでどうでしょうか!?
(*1)荼枳尼天(だきにてん)の眷属ジャッカル の好物だからとも言われています。(日本へ渡りジャッカルがキツネに変わったとの説があります)
(*2)上記由来は仏教系の稲荷神社についての話です。ほかに宇迦之御魂大神を主祭とする神道系の稲荷神社があります。
(注)上記写真はリンク先の写真を引用しています。