パンが安いのは今年が最後?たまごは・・?
国連食糧農業機関(FAO)発表によると、今年は史上二番目の穀物大豊作の年なんだそうです。
パンが安いのは今年が最後?(日経トレンディ)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090713-00000302-newsweek-bus_all
そして実は、昨年が史上最高の大豊作でした。
でも、パンだってうどんだって値上がりばっかりだったし、そんな実感ないですよね?
それはバイオエタノール需要がそれを上回り、価格高騰につながったから・・。
今年は皮肉にも経済悪化のため需要減、価格も安くなっているんです。
ただし、バイオ燃料事業がふたたび活発化するのは確実で、小麦など農産品価格が、今後10年間で1-2割上昇するとも指摘されています(97-06年の平均価格比)。
パンはちょっと贅沢品になりそうですね。
■たまごの値段はどうなる・・?
鶏卵の生産コストも、この穀物価格に比例します。
なぜなら、その飼料のほとんどを外国からの輸入にたよっているから・・。
自給率95%を誇る鶏卵でありながら、実は海外の状況に大きく左右されるのが現状なんです。(ーー;)
ということは、今後10年間で、パンと同じくその生産コストは上がる予想になります。
そしてさらに、鶏さんまで穀物が回ってこない可能性だってあります。(実際にそういう農水省シュミレーションも出ています)
卵が食べられなくなるかもしれないんですね。
パンどころじゃなく、
50年前の昔のように、卵が「超」贅沢品になってしまう日がくるかもしれません。
現在、そうならないためにも、たくさんの方が、国産の飼料を用いた鶏卵生産を研究しています。
私どもも、ささやかながら、地場で採れるさつまいも(鳴門金時)やスダチなどを積極的に利用した卵も商品化しています。
「たまご」の良さは、身近にあっていつでも美味しく食べられることだと思います。
10年20年後も、やっぱりワクワクしながら、いつでも卵を楽しめるように、
生産者さん、得意先さんとちょっとずつ長い取り組みをすすめていくこと。
これも、我々の使命なんです。