アニメで架空の「たまご広告」、話題となりツイッターなどで拡散
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
上の可愛らしいキャラクターの「たまご広告」は、放映中アニメの原作ライトノベル「のうりん!」中の挿絵。 「岐阜のマジメなたまごです。」などと書いてあることから実在する卵の“萌え広告”と勘違いされ「岐阜県がついに壊れた!」などのコメントと共にツイッターで拡散されているようです。
「萌え無精卵広告」拡散で混乱呼ぶ | ニコニコニュースhttp://news.nicovideo.jp/watch/nw922901
うーん、なんというか、すごく斬新なPRです。 ゴムを付けた、ってのは「無精卵」であることのキャッチコピーなんだそうです。(^^;)
ゴムって・・・・・・
世の中の99%以上のたまごは“無精卵”なので、それをアピールすることってほとんどないんですよね。 有精卵は鮮度の劣化が非常に激しいため、きわめて短い期間しか保存できません。 なので無精卵の方が安全性に優れ、保存性も比較にならないくらい良いんです。 また栄養面でも、有精卵は「精がつく」ようなイメージがありますが実際はそんなことはなくて、無精卵と有精卵の栄養成分に差はありません。
なので「無精卵の方がいいんだよー!♪」とアピールすることも不可能ではないのですが…
ちなみにこの「のうりん!」という物語は農業高校を舞台にしたコメディで、上記の広告(?)は純情な新入生の女の子に「無精卵と有精卵の違い」をHな表現抜きで説明するための苦し紛れの説明をポスターにしたパロディ広告。
第58回「小学館漫画賞」の人気漫画「銀の匙」や、第12回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞の「もやしもん」のように(両方春までに連載終わっちゃいますが…)、これらのアニメや小説を見て将来畜産を目指して学びの途に就かれる学生さんが増えてくれるとうれしいですねー。
徳島でも農業関係の学生さんとお話しする機会が時々あるのですが、私も元気をもらってます。(^^)
おんなじ理由で、カワイイキャラクターをもとにして商品PRをすることも、充分アリだと思います。 上記の広告は徳島は勝浦町発、私の大好きな「勝浦貯蔵みかん」のイメージキャラクター、「ちょぞっ娘」ちゃんです。 これホント甘くて美味しいんですよー!
このキャラクターを知って、徳島の美味しいみかんに興味を持って下さった方もたくさんいらっしゃるようで、そういう意味でも「伝え方の多様性」って大事だなーと思います。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。