小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

凶悪犯罪は、親の食事を食べる習慣の少なさと因果関係がある

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

一年ほど前の記事ですが、こんなニュースを目にしました。

凶悪少年犯罪、親の料理を食べる習慣の少なさと因果関係か 偏食や一人夕食も 警察調査 (Business Journal) – Yahoo!ニュース http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150306-00010002-biz_bj-nb

群馬県警・千葉県警にて「少年犯罪と食」について調査した結果、検挙・補導された少年達は家庭で「朝食を一人で食べる」「家以外で朝食を食べる」「夕食を一人で食べる」「家族で鍋を囲むことがない」などの共通点が多く見られました。

これらの調査は10年以上前のものですが、ふたたび世間をにぎわしている“川崎市の少年A”や、“宇都宮のリンチ殺人事件”の加害少年など、近年の凶悪犯罪でも、その傾向がみられておりまして、再度そのデータが注目されているようです。

◆楽しい記憶と料理の香りはつながりやすい
話は少し変わりますが、「香り」と「記憶」には深いつながりがあります。 嗅覚の情報は五感の中で唯一、喜怒哀楽・感情などをつかさどる脳の部分「海馬」に直接送り込まれることが知られています。

医学的にも、匂いは感情や記憶を呼び起こしやすいということが証明されています。 これをプルースト効果と言います。

フト嗅いだクッキーの甘い香り、プールのニオイ、海風の匂いから、子供の頃の記憶が鮮やかによみがえる・・・・・・こんな経験は皆さんもあるのではないでしょうか。

食に関しても、香りは重要です。

楽しい食卓を囲んだ記憶・・・・・・これが料理の香りと共に記憶に残り、以後その食事をするたびに、楽しかった感情の記憶がよみがえる。 この香りと結びついた楽しい記憶が、一生の財産として、人を幸せな人生にしてくれるのかもしれません。

だから、楽しい食卓を囲むって本当に大事なんです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ニュースに考える2016年04月8日