モノが良い!のだからどう売ろう?はダメ→〇〇から始める
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
本日は、僕が所属している
地域の経営者勉強会で
経営発表大会なるものに
参加しておりました。
四国の経営者さんが集まって
「今年はこんな方針でいくぞ。」
と決めたものを発表しあう、
聴く側は社員さんの立場になって
または銀行の立場になって
それを聴いて、いろ~んな
アドバイスをします。
決算書まで公開しての
ガチンコの方針発表です。
自分だったらどうするか?
社員さんの立場で聞いて
元気が出るのか?
いろんな観点で
忌憚なくアドバイスしあい、
ひじょ~~に勉強になります。
また、お互いの最新情報に触れられる
このメリットはめちゃくちゃ
大きいのです。
コロナ禍でいきなり状況が
変化する。そんなことがすごく
増えています。
ですが、より早期に
その状態になっている会社さん
予想して対応していた企業さんの
いろんな方針と対策が聞ければ、
打てる手が広がりますよね~。
◆良いモノから始めるのはNG!?
そこでのお話で印象的だったのは、
ある方が
マーケティングは
自社の商品、自社の顧客
自社の技術から
スタートしてはいけない。
ということをおっしゃって
おられました。つまり
ウチはイイ物を作っている。
だから「売る方法」を考えよう!
・・・はダメ、という事です。
なぜなら、お客様が望んでいないから。
え~・・・!なんで!?って
思っちゃいませんか!?
自慢の商品があって
売れるにはどうしよっかな!?
…なんて考えちゃいけないんです。
めっちゃ香りの良い
チーズケーキができた!
どう売ろう!?
…じゃなくって
香りでリラックスしたい、
癒されたい!
ってお客様が考えている・・・
『だから』香りの良い
ケーキとかプリンを
作ろう。
バラの香りケーキとか。
こうじゃなといけないんですね。
モノありきじゃなくって
お客様ありき。
これって…超むずかしいです。
僕はもともと食品メーカーで
新商品開発マンをしていました。
イイ商品をつくりたい。
こんないいものだから、
ゼッタイ売れるだろう。
喜んでくれるだろう
ってすんごく考えて
でも売れない・・・
なんてことが、若いころたくさん
ありました。
今思えば、モノありきだった
からでしょうね。
たまごでも、
放し飼いの良い卵ができた。
どうやって買ってもらおう?
…じゃ、ダメということです。
たとえば
祖谷蕎麦は香りが自慢だ。
これを旅行者さんは
ステキな体験として楽しみたい。
蕎麦の香りを活かすため
合わせるたまごの風味は
爽やかにするとよい。
ならば、
高原の茶畑で放牧飼育すると
香りがすごく良くなる。
ステキな旅行体験を
『そのために』この放し飼い卵
が必要なんだ。
という発想ができるかどうか…。
僕たちは
「料理になった時のおいしさ」
と考えて料理別専用の
お届けを目指していますが、
ついモノが良い!のだから
どう売ろう?
ってならないように
日々自戒しなきゃですね~。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。