小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記SOMMELIER DIALY

ロボット化を取り入れるには、仕事を〇〇に分けるといい

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

少し前に東京出張がありまして、
そこの施設にあったローソンが
超未来的でした。

おお・・!なんかスゴイ!
と思って買い物をしたのですが、
これ最新のモデル実験店なんだとか。

お店の外側に大きなモニタがあり
内部の種明かしというか説明が
ありまして、

品出しなど多くのバックの仕事を
VR技術を使い遠方から勤務して
ロボットがやっているんだそうです。

左が店内、右の画像が
遠くの勤務姿ですね。

すごい・・!

狭い場所でも動けて
ロボットハンドを取り換えることなく
ペットボトルやサンドイッチにお弁当
いろんな商品の品出しができるのだとか。

そういえば、数日前にも
ローソンは日本や海外など
遠隔地からローソンで働ける
「アバターワーカー」の
募集を開始しましたね。
ローソン、「アバターワーカー」募集。どこからでも勤務可能 – Impress Watch

こちらは接客?スタッフの
ようですが3年後には
1000名の勤務を目指すそうです。

すごいですね~。

コンビニに限らず、
ロボット化やVRによって

労働ニーズと地域のずれや、
また四肢などに障害があっても
働きやすいなど、仕事の
多様化がすすみそうです。

たしかに
都市部の取引先様のお店でも、
ロボットが配膳する姿を
見かけることも珍しくなくなって
きました。

 

◆鶏卵業界もロボット化に…!?

僕たち卵の仕事でも、
洗卵選別工程という工場での
繊細な機械業務があるのですが、
以前は

「卵は割れ物ナマモノなので、
人の『目』と繊細な『手』が
ゼッタイに必要。」

みたいな考えが常識でした。

あと、たまごの仕事って
力仕事なのです。
数十キロ単位でコンテナに集卵して
それを農場から移動したり
洗卵選別工場内での重い作業が
どうしても発生します。

ですが、
AIやロボットの発達により
そういった部分
人の目じゃないと、とか
人の手じゃないと、とか
そんな作業や力仕事が
機械に置き換えることが
可能になりつつあります。

3年に一度ある
業界の産業展でも、
このロボットの精度と導入の
しやすさをうたう機器が
ドンドンお目見えしています。

ぼくたちのような
小さな卵屋でも、
いや小さい規模だからこそ
機械のサポートをうまく使っていく
必要が、この先出てくるのかもしれません。

ただ、目的ありき、ですよね。

お客様のメリットになるならば、が
まず優先です。

たとえば、
より検査制度が良くなる
ロボットならば、優先です。

たとえば音波でひびをチェックする
機械は、すでに当社にも入っています。

これは、ベテランよりも
ゼンゼン見逃しが減るからですね。

 

◆将来どこをロボット化するべきか!?

世の業務って、

「完璧にやって当たり前で
手を抜くと満足度が下がる仕事」
(衛生要因)と

「やればやるほど、
お客様の感動と満足が
どんどん上がる仕事」
(感動要因)

に分かれるんだそうです。

このですね、
前者をできるだけ自動化
ロボット化できるといいなあ、
と僕は思っています。

 

たとえば、
お会計レジの決済は、間違うと
クレームになりますが、カンペキに
できたからって
「すごい、また来よう!」
とはならないですよね。

これが前者。

これを飲食店さんでも
完全自動化する試みも
始まってますよね~。

僕たちの仕事では、
先ほどのヒビ卵チェック
梱包の仕組みとかでしょうか。
農場からの卵の移動なども
そうかもしれません。

対して、お店で
今日が誕生日のお客様に
ちょっとした感動のサービスを
するならば、これは後者。
やればやるほど喜びが増える
感動要因になります。

僕たちも
お客様の忙しさに合わせた
お店ごとの納品の気づかいや
繁盛提供のご提案などは、
後者にあたるかもしれません。

メリハリをつけながら、
機械に置き換えるべきもの
そうでないものを
あなたのお店でも
ぼくたちの卵のお届けでも
考えていかないとですね~。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること2022年09月24日