色って大事な「おいしさ」
色で考えるたまご料理の差別化について。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
ファミリーマートが
「透明のプリン」
をこの夏販売してまして、
話題になってますね。
かなり興味深いです。
||◤ ◥||
透明プリン?
||◣ ◢||見た目は透明….
でもプリンの味がする….
なんならめっちゃ美味しい…そんな不思議な「透明プリン?」を
堪能してみたい人はいいねで教えてね! pic.twitter.com/7xAZvJowdx— ファミリーマート (@famima_now) July 2, 2024
滑らかな食感と
プリンの風味
なのに透明
という不思議商品。
狙ってるんですが
近所のコンビニではなかなか見かけなくて
人気品薄なのかもしれません。
以前、サントリーが
「透明なミルクティ」を
販売してましたが、
ボディ感あるコク甘味なのに
見た目が透明なところ
ちょっと似た感じですね。
夏は清涼感のある商品が
とにかくよく出るそうですから、
この透明プリンも
見た目は「夏」に合わせつつ
いつものプリンをたのしみたい、
みたいな楽しみ方なのかも。
◆視覚は「おいしさ」
ひとことで「おいしい」といっても
それは4つに分かれます
・味がおいしい
・香りが好き
・食感がおいしい
そして、
・見た目おいしそう
ですね。
たとえば同じお茶でも、
緑茶はアミノ酸ほか旨味が多く
「味の豊かさ」
を大事にする製法で、
ほうじ茶は反対に
焙煎のメイラード反応によって
旨味成分は減っちゃうけども
「香りの良さ」
を増やす製法です。
オールラウンドに
どの要素の「おいしさ」も高いのが
理想かもしれませんが、
どれかの
おいしさパラメータだけを
意図的に引き上げるのは
おもしろい差別化でもあります。
とくに『食材』の場合って
この
4つのおいしさの
どれかに特化すると
差別化料理のお役立ちになることが
多いんです。
上記の透明ミルクティは
「味は同じミルクティでも
オフィスで飲むなら
健康イメージの高い透明飲料
のほうが印象がよい。」
という満足が生まれました。
透明プリンはどうでしょう?
◆たまごの色味で繁盛メニューを
たまごも、
色味にしぼって考えると
とても面白い要素があります。
たとえば、
千寿菊の花やマリーゴールド
とうもろこし等を
豊富に食べさせた卵は、
加熱することでより“黄金色”の
料理になります。
また、
玄米など色素の薄い
飼料を食べさせることで、
透明ではないですが、
真っ白なたまご料理
という差別化メニューにも
なり得ます。
夏場やクリスマス、ホワイトデー
なんかには
とてもステキな白い料理が
できるかもしれません。
黄身の割合、
白身の割合でも
焼き上がりの色味は
変わってきますので、
ぜひあなたのお店でも
『色味』に焦点をあてて
たまごメニューの差別化を
考えてみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。