良い性格ってなんだ?
昨日は、中小企業家同友会の新入社員6ヶ月目フォローアップ合同研修でした。
春の合同入社式と合わせて、一社ではなかなかできない新入社員の皆さんへのフォローを、手作りで行っていこうというものです。
不肖ながら私も、「交流分析」というテーマについて、新入社員の皆さんにお話しさせていただきました。
「交流分析」とは、おおざっぱに言って人との交流(コミュニケーション)に焦点をあてた学問です。
■あの人はなぜイイ人と言われるのか・・・?
「あの人は良い性格だ。」
この言葉を聞いた時、どんな人をイメージしますか?
良い性格ってなんでしょう?
良いことをいくら考えていても、テレパシーがあるわけじゃないですから、頭の中を見せるわけにはいかないですよね?
交流分析という学問でいう「性格」とは、表情や態度、行動など、周りに与えることができる影響の組み合わせによって、相手がかんじるものだと定義しています。
つまり、ほほ笑んだり、元気そうだったり、朝かならず「おはよう!」と言ってくれたり、困ったときに一番に助けてくれる・・・、そんな行動や態度から人は性格を判断するということです。
ですから、「良い性格の人間になる!」ってことは、考え方を変えるというよりは、「行動」をまず変えていくということになります。
■おいしい卵ってなんだ・・・?
この考え方は、我が社の商品に対する考え方にもつながっています。
たまごで言うと、どんな飼料で育てたかも重要ですし、黄身の盛り上がりや殻の硬さも重要なんですが、なにより食べてもらう最終形態、つまり料理。これが美味しいかどうかに尽きると思います。
ですから、我々の考える「良いたまごづくり」とは、卵かけご飯になったときの醤油やご飯との相性であったり、オムレツのとろとろ加熱食感であったり、料理したあとのところを意識して変えていって、初めて「おいしいたまご作り」をしていることになる。
そう考えています。
■新人さんから学ぶ
上記の新入社員合同研修は、今年で4回目の参加になります。
毎年、若々しい元気さと、いろんな気づきをもらっています。
今年は弊社3年目の社員、我が社のホープ山下君にもお手伝いしてもらいました。(右の写真、真ん中で話しているのが彼です)
派手な性格ではないのですが、細やかな仕事ができ、洗卵工場の要(かなめ)となってくれている人物です。
私と同じく、いろんな気付きを各社の新入社員さんから得たみたいで、もしかしたら我々が誰よりも一番得をしたのかもしれません(^^)