あってはならない卵が差別化メニューに…!?
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
ポテトチップスに、「星形の穴が開いている!」
と話題になっていましたね。
こんなんあるの!?
何百袋も食べてるのに
知らなんだ・・・ pic.twitter.com/GLB4q4Jc17— 岩﨑弘志(MBCアナウンサー) (@iwasakikoji0326) January 6, 2022
おお・・・!これはスゴイ。
たしかにビックリですね。
カルビーの回答によると、
ちゃんと揚がっているかをチェックする
「指標」になるチップスだそうで、
本来なら「あ!あった。」
と取り除くべきものだとか。
チェックのためだけのものなので
もともと超レアなのと、
さらにそれを見逃してしまったから
商品に入った、という
2重に希少なチップスだそうで、
たしかにこんなの見つけたら
うれしくなっちゃいますよね!
このちょっと意外な「混入」
卵で言うと
「2黄卵」混入と似ています。
「2つの黄身」がある
このたまごはそもそも、
ちいさい卵×2つが
“偶然”いっしょになって
1個として生まれてきたもの。
そう多 くできるものではありません。
また、双子のたまごは
黄身と白身の比率が
ちょっぴり変わっちゃうため
通常の商品には入れません。
「透光検卵」という光で透かす工程で
チェックし、双子のものは取り除きます。
ほんらい
「商品にははいらないもの」
なんです。
めったにお客様のお手元で見つからないのは
そもそも生まれるのがレアで、
さらにチェックを逃れたものだけが
パックに入る、という
2重の意味で希少になっているから。
…というか、
これが入っている、
というのは選別するたまご屋として
不名誉なことでもあります。
先代からも、
「2黄卵はクレームになるから注意がいる。」
と聞いてましたし、
入ってはならない、という判断をしています。
ただ・・・
昔っから
「ふたごの黄身が入っていた!うれしい」
・・・っていう反応以外、
聞いた事ないんですよね。
「じつは、商品として価値があるんじゃないか。」
と思いまして、
取り除いた双子のたまごは今
『2つがひとつになって生まれてきたたまごなんです。』
として、婚礼のお祝いや2次回の料理向けや
鉄板焼きのお店での「ラッキー!」な演出のため
「縁結び」のたまごとして
あえて出すようにしたら、
いま、めちゃくちゃ問い合わせが増えています。
とくに、バレンタイン企画で
ご販売やメニューイングをしてくださる取引先さんもありまして、
この時期から2月にかけて、
ワクワクが多くなるようです。
もし、あなたのお店で、
「縁結び!」や「ビックリ!」を
ご演出したい際は、
面白いですよ!
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。