小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ワクワクすること 記事一覧

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

今日は2月22日ですね!

しかも2022年でこちらも2ぞろい。

さらに火曜日ですから

英語では「Tuesday(トゥーズデイ)」

→『2’sデイ』と読め、

 

2/02/2022 (2’day) です。

超「2の日」だと欧米でも

盛り上がっています。

 

日本ではニャンニャンニャンで「猫の日」

とくに「スーパー猫の日」だと

いろんな企画が実施中です。

 

たとえば

小学館web漫画サービス「マンガワン」では

ネコが出てくる漫画を一日限り全話無料にしていますし、

地図のゼンリンは「猫」が付いた地名の全国地図を

公開しています。

面白いですね~。

 

たまたまですが今週

小売店さんから「かわいいネコ推しのPOPを!」と

ご依頼をいただいておりまして、

こんなカンジでPOP案を作っております!


さて、

本日は「2」について。

たとえば自分たちの商売が

あなたのお店が

地域の2番手だった場合、

どんな手段が良いのか・・!?

 

ちなみに1番手がとるセオリーは

2位以下のオリジナリティつぶし。

類似サービスの開始が

正しい強者の戦略です。

 

業界トップの

ある医療関連部品会社社長いわく

「2位以下が差別化サービスを始めたら、

すぐに『自分たちもやる』ことを

考えるんだ。そうすると、

『あ、それウチもやってますよ。』

なんて言えて、防御になるんだよね。」

だそうで、

コレなかなかオソロシイですよね。

 

たしかに、

居酒屋形態、

うどんなど外食形態

 

大手同士で似たような店舗や

サービスを始めている事って

いくつもありますよね。

 

牛丼チェーン店各社で

似たサービスを始めたり、

 

第三のビールをサッポロが出したとき

「あんなのビールじゃない」

なんて言っていた

当時業界一位のアサヒは

流行るのをみてしれッと追随して

大ヒットを飛ばしたことがあります。

 

◆一番手を出し抜く!卵を使った差別化戦略2つ

そんな大手一番手への対策は、

やはり「マネできない」ことを

やるしか無いんですよね・・。

 

卵で言うと、

「〇〇卵」と銘柄を使った

たまごメニューは、

一番手の大手外食チェーンでは

かなり難しいんです。

 

それは、供給面の問題があるから。

調理加工食材と異なり、

たまごはニワトリがいないと

産めませんから、

一番手大手チェーンは

欠品のリスクを考え

「どこでも入手できる」

を選ぶ傾向にあります。

 

そして卵での差別化は

コストをあまり上げずにすみます。

 

「松坂牛使用!」

だとコストはかなり上がりますが、

「〇〇卵使用!」の場合は

一食当たりのコスト増はおさえやすいんです。

 

また逆に、

大手のPRに乗ってしまうのも手ですよね。

イースターエッグなんかは

いろんな大手企業が企画を打ってますから

最低限の発信でもすむ

中小には乗りやすいたまご企画です。

 

◆「ニワトリな手」を打ちましょう!

おとなり韓国では、

ニワトリは2番手なんです。

『キジのかわりにニワトリ』

ということわざがありまして、

これは日本でいう

「次善の策」のこと。

 

むかしから韓国では

珍重されるのがキジの肉

それが無いなら

ニワトリにしよう!

という考えなんですね。

 

サイコーの策を考え続けるよりは、

「2」番目の策、セカンドベストな

「ニワトリ的策」をすぐ行動!

が現状打破によさそうです。

 

以上「2」バナシでした。

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2022年02月22日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

先日Twitterで

「蔵書を処分する際は、

必ず古書店の人を呼ぶなど相談すべき。

『これは要らない』と捨てる古い雑誌が

入手困難な高価品で、一見

立派な本が安価ということが多々ある。」

 

というつぶやきを見かけました。

なるほど・・・!

 

いらないと思ったものが重要

という事があり得るわけですね。

 

化石の研究エピソードを思い出しました。

かつて、岩の中に眠る恐竜の化石を

掘り起こす際、

最新の注意を払って骨を削りだしていました。

 

あるときフト、化石を削りだした

まわりの捨てている土を

分析してみたら・・・

 

なんと!

その恐竜が死んだとき

食べていたものや

体内の胃にあったであろう石

体内微生物の情報、

 

生きていたころの情報が

山のように手に入る事が

分ったんですね。

捨てていたものこそが

情報の宝だったんです。

 

たまごでも中世以降、

歴史的に欧州の修道院では

ワインづくりが許されており、

その工程で

大量の卵白を必要としました。

で、余ったのがたくさんの黄身。

それを何とかしようと

修道士さんたちは頭をひねりまして

 

たまごの黄身をつかった

大変ぜいたくで

美味しいお菓子を

いろいろ考えたんですね。

 

今では

ワイン処イコール

たまごの黄身菓子が絶品の

銘菓となって

地域の人の楽しみや

観光の目玉となっています。

 

スペインの名物菓子

「聖テレサの黄身」がまさにそうですね。

 

最近、東京のある有名料理店さんで、

すだちを食べて育ったこだわりたまごの

「白身だけ」を使っていただいています。

 

それは、

こだわりの麺をオリジナルで

発注し、その製麺に

ウチの黄身を使っていただく。

 

その際の余った白身

これをムダにしないため、

わざわざご注文くださっているのです。

 

「もったいないを無くす」

そのために、コストがかかっても

輸送費がかさむ小ロットの白身液卵を

注文下さるんですね。

 

その姿勢と考えに

たまご屋として

ものすごく心を打たれます。

 

他のすべての食材も

同じ考えで使っていただいているはずです。

大切に食べきっていただくこと。

その考え方にとても尊敬します。

 

ぜいたくに一部分だけ使う、

じゃなくって、

SDGsの観点で、このお店さまの

かんがえに共感し、

その美味しい体験以上にファンになる

そんなことがきっと起こっていることでしょう。

 

味だけじゃなく

「思想」まで含めて美味しさの内

これからそんな発想が、

お店のご繁盛をつくっていくのではないでしょうか。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2022年02月19日

4月のイースター

中小の飲食店さん洋菓子店さんは、

「乗るしかない!」くらいのメリットです。


こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

「たまご」の無宗教さ・認知度高などの特性は

じつはとても季節イベント向きなんです。

 

イースター、

復活祭とも言われます。

年々市場が拡大している

「たまごが主役」のイベントで、

クリスマスと同じくらい大事なお祭りだ!

…という国もあります。

 

いちおうキリスト教の

お祭りですが、

 

「生命の源」として

卵を崇める土着信仰が

キリスト教とくっついたお祝い事、

 

と考えられてまして、

それだけに多宗教な地域でも

受け入れられやすいと言えます。

 

日本でもイースターの

認知度はついに8割を超え、

市場はわずか8年程度で7倍近くに急拡大しています。

 

人気アイドルを起用し大々的に宣伝したイオン、

昔からPRしているディズニーランド、

そして森永・キューピー

アサヒビールなど、

ジャンルを問わず企業が参入する

ビッグイベントになっています。

 

こういう大きなイベントは

大手が盛り上げてくれるので、

僕達中小や飲食店さんも

「いっちょやってみようか…!」

と始めやすい利点があります。

 

実際イースターに

なにがしかの取り組みをされている

飲食店さんも多くいらっしゃいますよね。

 

ただ…もともと卵をたくさん消費している日本では

「イースターだから卵を食べよう。もっと!」

という風潮には…

まぁなっていません。

だって、毎日食べていますし。

ちょうどお米で

「 新米の奉納日“新嘗祭”だからお米を食べましょう!」

なんてイベント感を打ち出しても

「今朝も食べたしなぁ。」

となってあまり拡売になってないのと同じですね。

ですので、ご飲食店さんで

利益のとりやすい『たまごメニュー』で

イベント感をだして

売上アップを念頭におくならば、

『絞り込み』が必要です。

 

例えば上記のおコメ業界では

「日本の誕生日に『おむすび』を食べよう」

というイベントがあります。

 

ただ「お米を食べよう」よりも

料理法をしぼっていて

間口が狭いですが、

「ちょっと食べてみようかな…!?」

と惹かれるものがありますよね。

例えば米国ではこの時期、

コロナ前まで

ホワイトハウスで大量の

「ゆで玉子」が使われる

イベントがありました。

木の棒で卵を転がして競争→食べるというもので、

一日でその数なんと一万九千個!のたまごを消費します。

 

また、フランスのベシエールという町では、

イースターに超巨大な「オムレツ」を

作って食べるイベントがありますが、

これも世界中からお客様が

詰めかけていたのは

「オムレツを食べに行く」

という点に「フランスの田舎町らしさ」が

うまくマッチしているからじゃないかと思います。

お店の雰囲気とあわせて

何か一品のたまご料理にしぼると

イースターでの話題性もあがるのではないでしょうか。

 

コロナ禍で

イベント的メニューの組み立ては

すこし難しくなっていますが、

・利益メニューである卵が主役

・大手が宣伝してくれる

・春は鶏卵相場が安い

 

と、メリットがそろっています。

ぜひ、イースターを活用して

繁盛につなげてみませんか?

 

あ、今年のイースターは4月17日(日)です。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2022年01月27日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

先週、一年に一度の経営方針発表会をしました

飲食店さんで教えて頂いた

ちょっと面白い取り組みを

その際にします。

 

◆お互い「しくみ」でほめあう

それは、「頑張ったところの表彰」。

いくつかありまして、

そのひとつ「MVP表彰」

『一年間でがんばった人に投票する』

のですが、

ちょっと変わった風にやってまして

 

・一人がかならず大勢に投票する

・投票理由をかならず細かく書く

という社内ルールがあるんです。

年によりますが、今年はひとり9人投票しました。

ひとりが「9人を選ぶ」って事は、

ウチは23名いますから…

207個の票と、詳細な理由がでてきます。

これが、すごくイイんですね~。

それだけ選ぶと、

『全員が』誰かに何票も投票してもらう事に

なるんです。

 

そして、

それを、打ちなおして全員にお渡しするんです。

こんなカンジで↑

「面と向かっては言いにくいなぁ。」

というステキな言葉を

みんな一生懸命書くんです。

 

今年は、Nちゃんとフクさんが同数一位でした。

表彰状もお渡しします。

みんなにお渡しする前に

僕はまとめて読ませてもらっていますが、

ホント笑顔にあふれていてとても元気をもらえます。

 

たまご屋の仕事って、

お客様のお店に毎日毎週、

定期的にお届けするのが主ですから、

 

考えずに仕事していると

「ミスをしないこと」

が主目的になってしまいます。

 

ちゃんとできて当たり前

 

自分から積極的に提案するとか

お互いを褒め合うよりも、

 

ミスをしたときだけ

その人が目立つ「減点方式」

かつて、ぼくたちはそんな社風でした。

 

いや、ミスしないのも

もちろん大事ですが、

それだけを考えてだとやっぱり

萎縮しちゃいますよね~。

こうやってホメる言葉をたくさん出すやりかた

これを教えて頂いたのは

飲食店の社長さんから。

 

一般のお客さまとの

コミュニケーションを

大事にされているためか、

 

外食産業の皆さまは、

こういった喜びの共有が

とてもうまいと思うんですね。

 

お取引だけでなく、

ステキな部分に沢山触れて学び、

僕たちも成長させてもらってます。

ありがとうございます。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2022年01月25日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

 

今週は、

一年に一度の経営方針発表会でした。

去年こんなことがあったなぁ‥‥‥

とみんなで確認しあって、

 

良かったことはもっと伸ばそう

反省すべきところは変えてしまおう

 

そうやって、今年これをやっていこう。

なんてことを話し合っています。

全員でやっていこう、

というおおまかな内容は

僕がお話するのですが、

各部署のおはなし、

 

生産にかかわるスタッフのチーム

お届けにかかわるスタッフのチーム

注文をお受けするチーム

それぞれで、考えてもらって

今年の方針を発表してもらうんです。

 

リーダーのウッちゃん・ケイさん、ミカさん

 

が熱弁をふるってくれました。

いや~、

こうやって年初に方針をたてても、

ぜ~んぜん予想と違う世の中になるんですよね。

 

一年振り返って、ビックリします。

 

じゃあ、計画なんて立てなくても良いんじゃないの。

当初は、そんな意見も

スタッフからありました。

僕もちょっとそう思っていたこともあります。

 

すると‥‥‥

方針を立てないと

「状況が変わったことに気づかない」

「何ができて何ができなかったのかわからない」

ってなるんです。

 

がんばったことの見える化ができて

みんなで喜びあえるだけでも、

ホント意味がある事だなぁ、と思います。

(もちろん達成しなくちゃいけませんが…)


で、あと表彰があります。

MVP、カイゼン活動や削減活動・・・

毎年賞の名前が違いまして、

「すんごい再利用化賞」

「見つけやすくなった賞」

みたいな、

ヘンな名前の賞がたくさんありまして、

ワイワイとやっております。

 

今年は、僕たちがたまごをお届けしています

山のせ」本店さん2階の広い部屋をお借りしまして、

終わった後にめちゃくちゃ美味しい料理を

皆で楽しむ予定だったのですが、

 

今年はコロナ禍のためお弁当に。

残念…!

でも、めちゃくちゃ美味しくて

次の日にスタッフから大好評でした。

 

この部屋、昨年に研修もできるように改装されたんです。

ぜひ会議やウチのような社内イベントで

ご使用をお考えの会社さん

オススメですよ!

 

今年のぼくたちの方針には、

『コロナ後』のこと

コロナが終わったあとのことが

思いっきり入っています。

 

いますんごい感染者数ですが、

ここを乗り切ると、

弱毒化傾向のコロナ変異が更に進んだとしても

もう先は明るいんじゃないか。

 

すくなくとも、

もう明ける!という考えで

飲食店さんに先駆けるくらい

元気に明るくやっていこう。

そんな方針にしました。

 

これまた、

その通りになるかはわかりませんが、

「その通りにする!」

くらいの気概で

たのしくやってまいります。

今年一年、よろしくお願いします。

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2022年01月21日

こんにちは!

たまごのソムリエ・こばやしです。

共通試験、トライされた学生さん

大変お疲れさまでしたね。

 

トンガの方の安否も心配ですが、

津波や避難などで大一番の試験が

予定外の順延となった方も

ホント大変だったかと思います。

 

そういえば、

東大駅前に、面白い広告が出ていたようです。

 

 

行きと帰り、両面から

受験生に違うメッセージが

伝わるようになっています。

明治さん、粋ですね~。

 

さて、本日のテーマは

たまごの容器の行きと帰り

ちがう使い方について。

 

たまごで使われる紙モウルド容器は

考案されてから100年ちょっと経ちます。

 

もともとカナダの農場主さんが

納品先のホテルからの割れクレームに

頭を悩ました結果

考案されたもの。

 

衝撃吸収だけではなくて

吸湿効果

吸臭効果があって

店舗さんでも

なにかと応用ができることがあります。

 

紙のたまご容器にフルーツを入れると

一ヶ月ほど鮮度高く食べられるんです。

つい先日オーストラリアのニュースで、

地元のフルーツ店さんの卵容器活用が

取り上げられていました。

 

これは例えば

あんずやすもも、

キウイなどちょっと小さめの

フルーツの保存に

たまごモウルド容器は

かなり有効という事です。

 

また、衝撃から守ってくれることに関しては

非常によく練られた容器ですので

冷蔵庫の中でも果物が

つぶされることなく

安心して保存ができますね。

 

あと、

たまごの紙容器で言いますと、

業務用の紙トレーがあります。

これも広く普及している

けっこうよく考えられた容器です。

 

少し前に

横浜ラーメン博物館で

この紙容器を活用して

メニューや団扇のスタンドにしている

お店がありました。

この紙トレーには

ちょうどたまごをフィットさせる

凸凹がありますので、

そこに切れ込みをいれるだけで

ちょっと変わったスタンドになるわけですね。

なかなか面白い試みだと思います。

たまごを運ぶための容器ですが、

SDGs的観点でも、お客様の支持が得られます。

 

あなたのお店でも、

ちょっと活用方法を考えてみてはいかがでしょうか!?

 

ここまでお読みくださって、

ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2022年01月16日