W杯イングランド v.s ドイツの大誤審、英国では大騒ぎになっているようですね。
あわてて独首相が英首相に「ごめんなさい。」したりと、お国におけるサッカーの重要度が良く分かる展開になっています。
さて、サッカーと反して、英国で重要度が低いものといえば、「料理」。
◆食事に興味がないお国柄?
英国の食事は美味しくない事で有名です。
「英国の家庭で一般に作られている料理は6メニューのみ」という記事もあるくらいです。
単に外国人に風味が合わないという訳ではありません。
英国人いわく、
「我々は自国の食事が不味い事に誇りを持っている。何故なら、我々は食事という瑣末な物に長時間囚われる事無く、この世界を築いて来たからだ。我々イギリス人が食事と言う物などに囚われていたのなら、世界はまだ産業革命以前の生活をしていただろう。」
こんな意見もあるくらいです。(そういえば哲学発祥の国、ギリシャも料理の評判は悪いですね)
なぜ、こんなイメージが定着してしまったのでしょうか?
「日曜日に大食」という宗教文化から、平日の肉が保存によりマズくなったせいとも、
英国はイタリアやフランスと異なり「食の贅沢」が文化として根付かなかったからとも言われています。
加えて食材や調味料を豊富にそろえないこと、そして色みや味付けに野菜や果物を使わないことなどシンプルな料理法が習慣が定着していることも、理由の一つのようです。
◆それでも絶品の英国式朝食
そんな英国でも、外国人から「これはウマい!」と絶賛されるものがあります。
それは、朝食。いわゆる「イングリッシュ・ブレックファースト」です。
お店や家庭で事なりますが、大抵はベーコンにソーセージ、ハッシュドポテトに煮豆、そして、ゆで玉子やスクランブルエッグなどたまご料理は数種付くことも珍しくない、豪華なメニューとなっています。
「ゆでたまご」も、半熟から固ゆでまで、茹でかげんを細かく指定することができます。
小説家サマセット・モーム も 「イギリスで美味しい食事を取るならば、3食朝食を食べるべき」と言っているほどの評判です。
ぜひ、英国に旅行する機会がありましたら、寝坊しても朝食だけは取ってくださいね(^^)