小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ワクワクすること 記事一覧

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

本日より大寒の候ですね!

2月4日の立春までの2週間は、
一年で一番寒い時期、と言われます。

じっさい、来週からは
10年に一度の寒波、
との予測も経っており、
なるほど大いに寒い時期だなぁ
と感じます。

で、ですね。

中国の風水では古来より

「大寒の時期に生まれたたまごを食べると金運が上がる」

と言われます。
スゴイですね。

なぜなんでしょう?

ニワトリさんは
天然のダウンジャケット、
羽毛をまとってますから
寒い時期が得意なんですね。

それでこの時期、
通常と比べてだいたい2割ほど
多くエサを食べます。

たっぷり食べて、
いちばん滋養に富んだ
たまごを産む時期なんです。

ですので、

食べると活力が増す
→商売がうまくいく
→金運が上がる

という流れからのいわれなんです。

面白いですね~。
古代からのいわれに、
ロジカルな説明がつけられるのって
なかなか興味深いです。

ですので、
お店で出されるメニューも
これから2週間のたまご料理は

金運が上がるたまご料理

ということになります。

私共のお客様には、
ニュースレターなどで
お知らせもしながら、

ご要望がありましたら
「金運が上がります!」
のようなPOPもご用意しております。

たとえばこんなカンジですね。
お入りの際はおっしゃってくださいませ~。


また、この時期だけ2週間しか
お出ししないたまごもあります。

鳴門金時さつまいもを配合した
飼料で育てた元気鶏のたまごです。

運の上がる時期に時の飼料を
ダジャレですが、甘みがあって
美味しいたまごです。

ぜひ、量販店さんなどでお見かけしたら
試してみてくださいませ~。

 

◆たまごに季節のワクワクを!

たまごって、一年中ある食材
というイメージだと思います。

ですが実際は、
食べておいしい旬の季節もありますし、
季節によって味や向いている料理も違います。

お店さんのメニューで
打ち出す際も、
時期おりおりのたまごの風味や
面白さをお伝えしながら
「へ~!」とたまご料理の
魅力をアップしながら
楽しんでいただければ
ご繁盛やお店のファンづくりに
つながるんじゃないでしょうか。

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2023年01月20日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

本日は12月3日です。
ワン・ツー・スリーで

マジックの日

なんですね。

こばやしは30年来の趣味が
マジックと大道芸でして、
お客様のお店イベントや
地域のお祭りなんかで
ときどきパフォーマンスを
しておりました。(コロナ前はですが)

そこでマジックの日に
「たまご」マジックを
ご紹介し続けております。

さて、今回で9年目!

「世界のたまごマジック」

ご紹介します。

(その1)(その2)(その3その4その5その6 その7その8

◆シルクとたまご

手の中に赤いシルクを
入れていくと・・・

これは驚きますよね~。
子供向けのトリックを
更に3段階くらい進化させた
マジックです。

 

こんな風に
一対一のオンラインだと、
よけいにビックリですね。

コロナ禍の時代にあってるのかも。

このトリックは
ちょっと工夫が要りますが、
観客の注意の切り方など
トリックが非常に優れて
いますので、思ったより
習得しやすいです。

ご興味ある方はぜひご披露の
チャレンジしてみてください。

 

◆鉄板焼きの不思議たまご

熱い鉄板の上で
たまごをくるくる。
ボウルを上に・・・

肉料理なんかの鉄板焼きの
お店では、卵料理をつかって
ステキ技術のパフォーマンス
をしてくれるところがあります。

その一環ですが、
これは驚きますよね。

じつは非常にシンプルな
トリックなので、
さほど練習はいらずに
できるかと思います

ご飲食店の方は応用
できるかも!?


いかがでしたでしょうか。

マジックも料理も、
驚きとハッピーをお伝え
するという点で、
非常によく似ています。

『マジシャンとは魔法使いを演じる役者のことである」

これは「近代マジックの父」
フランスの伝説的マジシャン
ロベール・ウーダンさんの言葉

単にふしぎトリックが
できるだけじゃなく
不思議空間に連れて行って
こそのマジシャンだと
いうことですね。

味だけじゃなく
特別感や演出まで含めた
『非日常の体験』が

料理を食べに行く楽しみ
になるのととても良く
似ていると感じます。

飲食店さんや菓子店さんの
感動体験やサプライズとして
マジックショウ的な空気感は
活かせるんじゃないでしょうか。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること , マジック 2022年12月3日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

少し前に出張先で、
面白い丼に出会いました。

親子丼なのですが、
鶏肉じゃなくて
たまご+海老なんです。

普通の親子丼も良いですが
海老の風味と食感がとても
面白くておいしい!
かなりステキ体験でした。

さて、
この親子丼的な
プラス海老の丼

これって
和食として美味しい
だけじゃなく、

世界的なある『ジャンル』
としての面白い可能性が
あるんじゃないかと思うのです。

それは、

「マレンゴ風料理」

海老・鶏肉・卵・トマト・にんにく

この5つを使った料理のことです。

由来はフランスの英雄
ナポレオン。

かつて
ナポレオン・ボナパルトは
フランス軍を率いオーストリア軍
に打ち勝ち、

イタリアのマレンゴ村で
小休止を取りました。

やれやれ、
やっと一息、食事でも…
と思いましたが満足に
食材もそろいません。

村をまわってやっと手に入ったのが
この5つの食材でした。

ナポレオンお付きの
料理人デュナンさんは
この5食材をつかって
天才的に美味しい
即興料理を作ったのです。

ナポレオンはこの味が
忘れられず、以来何度となく

「あのマレンゴの時のやつ
作ってよ!」

と命じたそうです。

そこからプラス玉ねぎ等だけ、
5食材と限られたものだけを
使って美味しい料理を作る、

これをマレンゴ風料理と
呼ぶようになりました。

限られた条件で美味しい物を
というシチュエーションは
燃えるものがありまして、

『そりゃおもしろい。いっちょ
チャレンジしてみよう。』

と、多くの料理人さんが
とても多くのマレンゴ風レシピを
作っています。

 

◆和風でもマレンゴ風に!?

ということは、
どんな風味でも
この食材でマレンゴ風と
呼べるわけです。

冒頭の『親子丼に海老』は
すでに5食材の内
3つを使ってますよね。

卵や出汁にはトマトも
すごくよく合いますし、
あとはちょっとにんにく風味を
うまくアレンジすれば・・・

なんと和風マレンゴ
ナポレオン料理ができてしまいます。

これはなかなか面白い!

今度自分で作ってみようかな。

あなたのお店でもたとえば
ベトナム風マレンゴ料理
韓国風マレンゴ料理
いろんな可能性が
考えられます。

中華風なんて特に、
トマトと卵の炒め物が
すでに定番でありますし、
アレンジで面白い
オリジナルのマレンゴ料理が
できそうです。

ぜひ、一度チャレンジしてみてくださいませ。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2022年11月1日

洋菓子店さま、飲食店さま向けの内容です。


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

東京駅でヨックモックを買ったら、
一本おまけが付いてきました。

?なんだろう、と思って
開けてみたら、なんと…

メッセージ用紙でした。

面白いですね。

自社の商品ブランドが
ちょっとした遊び的な
グッズになるのは、

商品の強さの表れでも
ありますし、話題としても
申し分ないですよね。

 

こういうお店の代名詞となる
主力の商品は、どの洋菓子店
さんも飲食店さんも持って
いらっしゃるかと思いますが、

高収益で繁盛しているお店に
共通しているのは、

お客様の大部分が買う
こんな一番人気商品が、
最も利益率が良い
ということ。

一番売れているものが一番儲けが多い。

シンプルですが、これって強いんですよね。

チーズケーキだったり
お団子だったり
シフォンケーキだったり
焼き菓子だったり、
それぞれお店で違いはあっても、
「これ、このお店のは美味しいよね。」
と必ず言ってもらえる。
しかも原価率が低い。

理想的ですよね。

とはいえ、
非常に難しいことでもあります。

だって、お客様は少しでも
「おトクに見える商品」を好みます。

ややもすると
原価率の高い商品が
人気になってしまいやすいのです。

チャーシュー麺は人件費も
原価も高く利益が薄いのに
そればっかり人気になる…
みたいな。

こんなジレンマの解消に、
こだわりたまごを使う
メリットがあります。

特殊卵、
つまりこだわった卵は、
できた料理の差別化が大きい
わりに原価の差がさほど大きくない食材です。

お肉や魚であれば、
こだわっていくとかなり単価が
上がっちゃいやすいですが、
卵の場合は一食当たり数円の差のたまごでも、
十分に美味しさに差が出せるものがあります。

主力でお客様に愛される商品
しかも粗利の取れる商品を
開発していくなら、

こだわった卵で、
美味しさの差を出しつつ
ストーリーも付け加えられ
コストをさほど上げない
ということが体現できます。

ぜひ、繁盛して利益の取れる
いちばん商品を作る際に
たまごを変えての
差別化を、検討してみてくださいませ。

効果ありますよ。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2022年10月26日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

少し前に、仕事で小田原に参っていたのですが、

お土産を買おうと思ったら、
平積みの目立つところに

なんと2種類も「たまご」推しの
お土産お菓子が並んでいました。

おもしろい!

と両方買ってきたのですが、
なんでしょうね?
箱根のあたりとたまごって、

何かいわく的な由来があるのでしょうか…!?

推測するに、
箱根湯本名物の

「黒たまご」から来ているん
じゃないか、と思うのです。

箱根や福島の温泉では昔から

黒たまご

なる玉子料理があります。

温泉熱で調理したゆで玉子です。
湯がイオウ泉の場合、
硫黄分と鉄分が反応して
たまごの表面を真っ黒に
してしまうんです。

ちなみに箱根の黒たまごは
一つ食べると7年寿命が伸びる
なんて言われもありますから、

それにあやかっている
お菓子なのかもしれません。

ちなみにどっちのお菓子も
おいしかったです。

◆たまごを模したお菓子はけっこうある

たまごのイメージや形状は
非常に親しまれやすいため
じつはいろんな地域に
「たまご」の名前がついた
お菓子があります。

お菓子のネーミングとして
メリットが多いのですね。

たとえば神戸の
「たまごプリンマドレーヌ」とか
明治神宮の「ハトの卵」とか、

なかには旭山動物園の
「アザラシのたまご」みたいな
面白商品もあります。

小学生が
「アザラシは卵を産まないぞ。」
なんてツッコもうものなら、
ここぞとばかりにじゃあどんな
育てられ方をするのかを教える
ツールにもなっているようです。

これがお菓子じゃなく
「料理」の方だと、
あまり「〇〇たまご」みたいな
ネーミングの料理って
少ない気がします。

お菓子以外の料理で
「たまご」と付くと、
たまごが入ってない料理だと
事実誤認と言われる可能性があって
卵使用するの料理だと
「だから何?」となって
しまうからかもしれません。

その点、お菓子は
卵を使っている方が圧倒的に多いため
そんな心配をせずに
たまごのステキな「形状」を
ネーミングと併せて用いることが
できるわけですね。

なにか新しいお菓子の開発に
関して、ヒントがあるかも
しれません。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2022年10月25日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

徳島のメーカー・グラリスさんの
提供する食用コオロギパウダー
を使ったスナックが、
コンビニでも販売されています。

結構おいしい!んですよ。

なぜ、今になってコオロギを食べようと考えるのでしょうか?

それは、準備ですね。

まず、
世界人口が百億を超える
2050年まで30年を切って
いる状況があります。

フツーにいまの食生活を
していたのでは、生活が
成り立たない可能性が高いのです。

じゃあ、
昆虫にどんなメリットが
あるかといいますと、

ぜんぶ食べられる

ということがあります。

たんぱく源としてみた場合に
牛豚ニワトリなんかと比べて
骨とか皮とか血とか毛とか
食べられないムダな部分が
無いわけです。

とはいえ、
「ええ~!!虫を食べるなんて…
ぜったいイヤだ!」

という感想も
もっともだと思います。

「食」の習慣を変えるのって
想像以上に大変なんです。

たとえば
あのホクホク美味しい
ジャガイモ。

ビタミン豊富
栄養たっぷり
どこでも作れる。

いいとこずくめなのに、

アメリカ大陸から
15世紀に持ち帰られたあと、
為政者が飢饉対策にと
どんなに後押ししても、

見た目がごつごつ不格好と
いうことで、
「聖書に無い悪魔の実だ。」
と言われ、嫌われ、
欧州で定着するまで
150年もかかりました。

それくらい、
食文化を変えるのって
すごく大変なのです。

しかし、これに対して、
2つ解決方法があります。

◆畜産に活かす昆虫食

いきなり食べるのは抵抗がある。
そこで、
『畜産』のワンクッションを
かますんですよ。

つまり、
人間が昆虫をたべなくても、

昆虫パウダーを
畜産飼料として利用し、
それで育った卵や肉を
人間が食べればいい。

…という考えですね。

実際、畜産飼料への利用が
すでに試されています。

昆虫で育った鶏卵が
食卓へ上る日も
そう遠くないかもしれません。

「えっ!?それですら
ちょっとイヤだなぁ…。」

と思ったあなた。

そこで、もう一つの解決方法です。

それは、

「アタマで食べる」

ということ。
つまり、知識と体験で
好きになる、ということです。

たとえば、
子供って苦いものと
すっぱいものって
キライですよね!?

ピーマンとか
酢のものとか、
あまり食べてくれません。

それもそのはず、
味覚でいいますと、
『苦い』は“毒だよ!”の信号で、
『すっぱい』は“腐敗してるよ!”
のサインなのです。

本能的には、どちらも
「食べたくない・・!」が
当たり前なんです。

過去何万年間も、
僕たちの祖先は毒物や
腐ったものを食べ体を壊して
この舌からの信号を
会得した本能ですから…。

なのに、
「苦いって体に良い成分もある」
「酸味って健康にいいよね。」
なんて知識を知って、さらに
何度も何度も食べていると、

「この苦みがウマいんだよね。
サンマのワタ最高!」

みたいに学習して
嗜好が変わるんですよね。

ですので、
昆虫食や昆虫飼料の鶏卵など畜産物も

まずメリットを知ってみて
おそるおそる食べてみて

「あ~こりゃ大丈夫だ。」

とアタマで理解しながら
食べてみると・・・

将来は
肉派と野菜派と昆虫派・・!
みたいな立派な一ジャンルに
なるかもしれません。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2022年10月13日