小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

たまごかけごはん 記事一覧

こんにちは!こばやしです。

いよいよ新米の時期という事で、たまごかけご飯について、語ってみたいと思います。

さて、第二回目は長嶋一茂氏。

言わずと知れた元プロ野球選手で解説者、映画俳優だったこともある方です。

さて、彼は自称「卵かけ御飯を極めた男」。

『日経プレジデント 人に教えたくない店 第405回』によると、次のように語っています。


 

私は「卵かけご飯」を極めた男。その研究成果をご披露しましょう。
逆に、値段の安いもの、シンプルな料理も大好きです。「卵かけご飯」は研究を重ね、極めたつもりです。米と卵がよければいいと思ったら大間違い。卵のかき回し方や醤油の垂らし具合など、気の使い方ひとつで味が全然違ってくる。


とのことで、

よっぽどのこだわりがあるそうです。

芸能界では、フジモン藤本敏史さんの「混ぜ方」が絶品なんだそうですが、一茂さんも負けず劣らず極めてらっしゃるにちがいありません。

「醤油にこだわる」

じゃなくて、

「醤油の垂らし具合にこだわる」

んですから、相当です。

確かに、以前も書きましたが醤油の入れ方一つで、たまごかけごはんの香りが全く変わってきますから、とっても重要な要素です。

うーむ、素晴らしいですね。

「食事にお金をかけるのではなく、もっともっと食べ物に気を使おう。 エンゲル係数は高い方が絶対にいい。」という長嶋さん、

ぜひ一度お会いして、いろいろうかがってみたいものです。

椎名誠さん、池波正太郎さん、宮部みゆきさん、阿刀田高さん、・・・・・・

たまごかけごはんに関してエッセイを書かれている方はたくさんいらっしゃいます。

さて、こんな書評を見つけました。

【書評】『どまんなか1』須藤靖貴・著 – SankeiBiz(サンケイビズ) (http://www.sankeibiz.jp/econome/news/100619/ecc1006190502009-n1.htm)

甲子園を目指す高校生たちを描いた青春スポーツ小説

だそうで、個人的にはあんまり読まないジャンルですね。

目を引いたのは、書評のこの一文。

さらに秀逸なのが朝練習後、部室で摂(と)る朝食のシーン。「たまごかけごはん」をこれほどうまそうに食べる小説に初めて出合った。

うーん、これは俄然、読みたくなってきました!

ちょっと前に読んだ「食堂かたつむり(小川 糸 著)」にも、たまごの描写がたくさん出てきました。

やっぱりこういうのってうれしいですね!(^^)

たまごかけごはんに、最低必要なものは、たまご、ごはん、醤油。

ホントにシンプルな料理です。

そして、普段食べ慣れている料理ですね。

でも、もし、誰か大切な人に食べてもらいたいと思ったなら、

このシンプルな構成の中にも、沢山のこだわりどころがあります。

ちょっとずつ、これをご紹介いたします。(^^)

たとえば醤油。

醤油をかける順番で、ずいぶん味が変わります。

 

◆すぐにでも試せる、プロおススメの食べ方
自社で試食試験をしてみたら、ずいぶん評価が違っておどろきました。

香ばしい醤油の香りを楽しみたいなら、

絶対にごはんに醤油だけ先にかけるべきです。

 アツアツのご飯に醤油があたためられて、ビックリするくらい違いのある香ばしさを楽しめます。

やはり「たまごと醤油を先に混ぜてしまう派」だと、ダイレクトに香ばしさの成分(ピラジン類)が揮発しにくいようです。

ただし、試食のなかでは個人差があり、

「たまごっぽい香りが無くなるので、いつもの食べ方がいい!」っていう意見も少数ありました。また、香りが立つので、醤油が少し古かったり良くないばあい、このやり方が逆効果になることも。この辺はお好みですね。

◆注意点
ごはんが醤油を吸ってしまいますので、少し時間をおいてしまうと味がうすく感じます。上の方法でたまごかけごはんを食べる際は、作ってスグ!をお勧めします。

 

すぐにでもできる簡単方法です。ぜひおためしください。(^^)

次回は、人気居酒屋の大将に教えてもらった、絶品たまごかけごはん、醤油の使い方です。

 

 

 

たまごかけごはんを食べる時、黄身に白いフワッとしたひもみたいなのが気になったことはありませんか?  これ、生たまごだと良く目立ちますよね。

karaza.jpg

「これ食べてもいいの?」って最近立て続けに質問いただきました。

もちろん食べても大丈夫です!(^^)

大丈夫どころか、「どんどん食べて!」といいたいスゴイやつなんです。

 この白いもの、カラザと言って、黄身を卵の真ん中に固定する「スプリング」の役目をしている白身の一部です。

このカラザには「シアル酸」が多量に含まれ、抗インフルエンザ作用や育毛・美肌効果、そしてガンの特効薬としても期待されています。

 

「いつもハシで取り除いてます。」

こんな方、もしかしたら手間をかけて大きな損をしているのかもしれません。

ぜひ安心して、おいしく「たまごかけごはん」をお召し上がりください(^^)

以前、たまごかけごはんが苦手、それも白身があまり好きじゃないという方のお話を、コメントで頂きました。

ちょっと変わりダネの「たまごかけごはん」は沢山あるのですが、その中でも上記のような方に楽しんでもらえる卵かけご飯をご紹介。

 

<簡単ポーチドエッグ風  卵かけご飯>

◆まずはポーチドエッグを作ろう!
1: お湯を沸かして、そこに塩とお酢を入れます。 (量は適当)

2: たまごを水面の近くから、そっと割り入れる(火は弱火にしておく)

3: お箸で白身が広がらないようにまとめながら黄身を優しく包む

4: お玉ですくう

◆たまごかけ御飯にしてみよう!

ポーチドエッグは通常、冷水に入れて固めるんですが、

今回はあったかいままアツアツご飯に乗せます。

これをたまごかけごはんで食べると、白身の食感がふわふわ!、かなり面白い食感になります。

だし醤油も悪くないですが、この「たまごかけごはん」にはただの醤油の方が相性良いみたいです。

刻みのりを乗せるとサイコーです。

醤油のほかに、ソースも以外に合います。

 

◆もっと健康に
茹でる際に、一緒にホウレン草や、もやしを一緒に茹でておいて「たまごかけごはん」に入れると一石二鳥、健康でワンランク上の卵かけご飯が食べられます(^^)

 

いかがでしたでしょうか?食感はかなり面白くて美味しいです。

なんと桜も咲いているというのに、スゴイ寒さが続いています。

さて、なごり寒波(?)の中ぴったりの、たまごかけごはんの食べ方をご紹介。

それは、

一 分 間 熱 湯 に 漬 け る」

これだけです。

冷蔵庫から出した卵を、おタマかなにかでそっと鍋に入れてやると、

ほんのり白身に火が通って、黄身の甘味が増してメチャうまの卵ができます。

これで たまごかけごはん を食べると、もう絶品のおいしさです。

アツアツ御飯も冷めないですし、今日みたいな寒い日にはピッタリですね。(^^)

忙しい朝でも、たった一分の事ですのでぜひこのワクワクをご堪能下さい。

そして、東京ウォーカーでも先日取り上げられました「究極のたまごかけごはん専用たまご」 、生で食べるために飼料からサイズから鶏種から徹底的にこだわったたまごで、更に極上の味をぜひお試しくださいませ。(^^)