ゆでたまごはいつまでコロコロしていればいいのか?
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
ゆでたまごがうまくできたかどうかの指標の一つに、
黄身の位置
があります。
黄身がキレイに真ん中に
あるのか、それとも
端っこに寄っちゃっているのか。
サンドイッチなんかのように
つぶして調理するなら
ど~でも良いのですが、
煮玉子であったり
デビルエッグや
カットしてサラダに使う
…なんてのだと、
黄身がはしっこに
寄っちゃっていたら
とても残念な見た目に
なったり、うまく調理
できなくなっちゃいますよね。
黄身のかたよりは、
たまごを静置したまま
茹でてしまうことで
白身よりも比重の重い
黄身が重力で下側に寄って
しまうために起こります。
その対策として、
『茹でながら転がす』
という方法があるのですが、
これはこれで面倒くさい
ですよね~。
そもそもいつまで
お湯の中でコロコロ
やっていれば良いのか。
過去の実験による研究報告では、
水温が19℃→80℃に上がるまで
の間転がし続ければ、
必ず中心に黄身がくる
ということが分かっています。
また、
・60℃で転がすのをやめる
・50~60℃を過ぎてから転がし始める
このどちらかだと、
ころがす効果はサッパリありません。
「これくらいでいっか。」
「あ、忘れてた。」
・・・は、
やるだけ意味がない
ということですね~。
ようは凝固が始まる前から
十分凝固がおわるまでのあいだ
ころがすことが大切
ということです。
僕は理想のゆでたまごの
作り方、ということで
熱湯から茹ではじめる
ことを推奨していますが、
この場合、
だいたい入れてすぐから
1分半~2分程度
コロコロしていれば
ほぼ80℃達温くらいに
なりますので、
理想の中心に黄身が来ます。
あと、まったくコロコロ
しなくてよい方法もあります。
それは、ゆでるのに
エッグスタンドを使うというやり方。
黄身が横側に沈むと
茹でたときに偏りますが、
立てて茹でることで
ちょっと下側に黄身が
沈んでも問題ないわけですね。
専用のゆでるスタンドがいくつも
売ってまして、百均にもあります。
僕はいつも沢山ゆでるので、
百均で買った小ザルを使ってます。
以前にも書きましたが、
少量の水で蒸すように茹でると
めちゃめちゃ美味しくできます。
(関連:なぜ茹で玉子は少ないお湯でゆでるべきなのか? | たまごのソムリエ面白コラム)
ぜひ理想のゆでたまごライフを!
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。