小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ゆでたまご 記事一覧

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

電子レンジたまご」といえば『爆発』です。普通にレンジで生卵をチンすると、とんでもないことになります。10個入りパックでやると、レンジがふっとぶくらいの威力があります。

が、「お湯を沸かすのめんどくさい!」という気持ちも良くわかります。本日は『電子レンジで美味しいゆで玉子をつくる方法』をご紹介します。

(1)アルミホイルでゆでたまごを包む
(2)コップに水を入れる
(3)そこにアルミ包たまごを入れ、約5分加熱
(4)2-3分放置する→できあがり!

これは、卵そのものが加熱しちゃうのをアルミホイルのバリアで防ぎ、周りの水を加熱することで美味しいゆで玉子にするわけです。(なので、アルミホイルで卵を包んでチンしただけではまったく温かくなりません。)

コンロがふさがっている時などには、おススメです。ぜひお試しくださいませ!(^^)

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

皆さん「たまごマヨネーズ」ってなんだかご存知ですか?

フランス語で「ウッフマヨ(oeuf mayo)」。

これは、ゆでたまごにマヨネーズをかけたフランス料理のコト。

エッ!?それだけなの?なんて思うなかれ。

前菜として、フランスでは伝統あるメニューなんです。

さて、この「ウッフマヨネーズ」、いろんなカフェや食堂で定番となっている前菜料理なのですが、一年に一度、協会より「その年の最もすばらしいウッフマヨネーズ」を称える最優秀賞が送られるんです。過去の受賞したものを挙げますと・・・・・・、

こちら↑が昨年2012年度の最優秀たまごマヨ。パリの人気レストラン、「エバズイヨン」のメニューです。これは美味しそうですねー!

こちら↑が、2011年の最優秀たまごマヨ。人気店「オリビエフロッター(OlivierFlottes)」の前菜メニューです。これまた美味しそうです。

 

そして、今年2013年のウッフマヨネーズ最優秀賞は、パリの「オーベルジュ・ドゥシェ(Auberge d’Chez Eux)」、クリントンさんやプーチンさんも訪れた有名店です。

これも美味しそうですね!伝統を守りつつも、新たな美味しさを追求する姿勢、とても素晴らしいです。 しかも「たまご」基本でです(^^)

この伝統あるたまごマヨネーズ、たまご屋としてもたまごマニアとしても、ぜひ末長くつづいてほしいものです!(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

今月末30日はハロウィンです。

あちこちでカボチャのオブジェや魔法使いの帽子をかぶっている店員さんを見かけます。

さて、実はハロウィンと卵は面白いつながりがあります。

欧米で定番のたまご料理に「デビルエッグ(deviled eggs)」というものがあります。 非常に美味しいのですが、名前が「悪魔のたまご」なものですから、ハロウィンではより怖くアレンジしたものがたーくさん作られるんですね。

少しご紹介しますと・・・

【※ちょっとだけ閲覧注意です※】


カボチャのおばけ、ジャックオーランタン風です。下のデビルエッグは煮玉子のようにちょっと色づけしています。

こちらは黒オリーブを使った「ゾンビの目」シリーズ。

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結構グロいです。(^^;)

あと結構多いのが・・・

スパイダー風。ギャー!!

カンタンらしく、人気のようです(汗)


こちらは赤いツノとしっぽが定番の「アクマ」に似せたもの。キツネっぽいですが、この顔が一番の特徴なんだとか。

スパイダーよりは、こっちのマイルドなのがイイですねェ。

いかがでしたでしょうか?

ハロウィンパーティに限らず似顔絵を描いたり子供の好きな動物を演出したり、いろんな可能性がありますね!

「デビルエッグ」のおススメレシピは、過去日記にありますのでよければご参考くださいませ(^^)↓

【レシピ】ハロウィンパーティに超オススメ、伝統の「悪魔のたまご」料理 – たまごのソムリエ日記

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こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。

寝坊した!そんな朝時間がない時に、素早くゆでたまごを作る方法をご紹介します。(^^)

まず、使用するのはお鍋・・・じゃなくてフライパンを使います。

深さ1cmくらいになるようにちょこっとだけ水を入れます。たくさん入れると沸騰までに時間がかかっちゃいますので少しだけ。

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次に、たまごをそっと置いて、火にかけます。最初は強火。

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たまごが水に浸かってなくても全然オッケー!

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お箸で転がしてた方が、黄身が偏らずキレイにできます。 強火で2分の後、フタをして中火で更に3分、その後はフタしたまま極弱火で5分ほどほっておくと、完成です。

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切ってみると・・・みての通り、キレイな美味しいゆでたまごが完成です。

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仕組みとしては、水が蒸発しない限りフライパン上の温度が100℃で保たれるという仕組みを利用しています。

水もちょっとなのでガス代節約にもなって、家計にも優しい料理方法です。

半熟などのコントロールがやや難しいので、より美味しく作るには温度が安定するたっぷりのお湯で作る方が良いですが、朝のお弁当など急ぐときにはこちらの作り方で十分です。

ぜひお試しあれ!(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

冒頭の写真は、ロシアで考案された“水無しワンタッチで茹で玉子がつくれる容器”。

紙でできた容器の内側に、化学反応で熱が発生する機構が内蔵されていまして、卵が入ったその容器から出ているヒモをひっぱるとたちまち加熱して、たったの2分でソフトボイルドの茹で玉子が完成です。 最大3分は加熱が続きまた保温性がありますので、固ゆでが好きな人は更に数分放置するとお好みの硬さになります。

朝は忙しくって、料理するヒマなんてないよー!!」なんて人にはピッタリ!じゃないでしょうか。(^^)

日本でも、付属のクシを刺すと加熱でホカホカになる駅弁が売られていますよね。あれと同じ、水酸化カルシウムの熱反応を利用しています。

残念ながら一度の使い切りですので、廃棄&再利用しやすい紙モウルドなどを中心とした容器になっています。(これは今の業務用たまご紙トレイと同じです) この容器を開発したロシアの研究チームKIANとデザインしたEvgeny Morgalev氏は、ヨーロッパではグッドデザイン賞を受賞しています。 見た目も“手りゅう弾”みたいでなかなかカッコイイです。

水が必要ない、ってのもイイですね。

第二次世界大戦中、イタリア軍は砂漠の作戦中にもパスタをじゃんじゃん茹でて水不足になり、部隊全員が捕虜になってしまった!・・・・・・なんてジョークがありますが、中東やアフリカ・山岳、水の貴重な環境はあちこちにありまして、そういう地域では「水を極力使わない料理法」というものがとても大切だったりします。

先日ご紹介した、「完璧なゆでたまごを作る容器」もそうですが、忙しい世の中だからこそ、手軽に完全栄養食である卵料理を食べてもらえる仕組みが増えることはとっても大事だと思っています。

ぜひ日本でも手早く卵を調理できる方法、広げたいです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照:CARTON that makes the perfect boiled egg in 2 mins without water created by Russian scientists  Mail Online http://www.dailymail.co.uk/news/article-2242226/CARTON-makes-perfect-boiled-egg-2-mins-water-created-Russian-scientists.html

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

写真は、英国で開発された、『パーフェクトなソフトゆでたまごが作れる専用容器』。シェフィールドハラム大学のデザイナーさんと鶏卵販売のMakers Pork Farms社の共同開発により創られました。

卵のパックも兼ねているので、購入者はフタを開けてお湯を注ぎ待つだけで、美味しい完璧な柔らか茹でたまごが食べられるという寸法です。

いわば、ゆでたまごのインスタント、カップラーメン版(?)みたいなものですね。

サンドイッチ発祥の国イギリスでは、我々日本人とは比較にならないほど沢山の「ゆで玉子」が食べられています。 英国が誇る文学「ガリバー旅行記」でも、ゆで玉子の割り方に関するこだわりが延々と書かれていますし、同じく英国文学「シャーロックホームズ」でも、ゆでたまご料理を食べるシーンが何度も出てきます。ホームズが料理店で「茹で方の違い」に文句をつけるシーンまであります。

当然英国人の茹で加減に対するこだわりも相当なもので、「パーフェクトなゆでたまごを作るには?」という料理記事や発明、研究がビックリするほどたくさん出されています。

当ブログでも、「完璧なゆでたまごを作る装置を発明(英国)」「完璧なゆでたまごを作る公式発見(英国)」など、そのこだわり愛情っぷりを何度かご紹介してきました。

 

◆でも作れない英国人の悩み・・・
「専用容器って・・・、そうまでしないとダメなん!?」

・・・・・・と、思われるかも知れません。

実は英国スーパーマーケットの調査では、「英国に住む若者の8割が、ゆでたまごの作り方を知らない」というデータがあります。

料理離れ、というか料理に興味を持たない大人が増えているようです。 この辺りは、インスタント食品やレトルトが広く普及している日本も同じ問題を抱えているのかもしれませんね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。