『穴の中のたまご』が面白い!【エッグインザホール】
「帽子付きたまご」
「居酒屋たまご」
「額縁たまご」
「ホールインワンたまご」
「かごの中のたまご」
「穴の中のたまご」
・・・
変な取り合わせの単語ですね。
これ実は、あるたまご料理のネーミング!なんです。
それも、たった1つの。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
エッグインザホール
という卵料理をご存じでしょうか?
直訳すると「穴の中のたまご」
これ実は、時代や場所によって
すんごくいろんな名前で
呼ばれている面白い
たまご料理なんです。
とってもシンプルな料理で、ようは
「パンをくりぬいた
目玉焼きトースト」
です。
・トーストを丸くくりぬいておく
・フライパンにバターを溶かす
・パンを乗せる
・真ん中の穴に卵を割り入れる
・焼く
・ペッパーなど調味料をかける
とてもシンプルですね。
「帽子たまご(egg on the hat)」
の名前が初出で、
米国のレシピ本
『ボストン・クッキング
・スクール・クックブック』
として1880年に発表されました。
140年も歴史があるんですね~。
ちなみに“帽子”とは
パンの「くりぬいた部分」
のこと。
これをそっと隣に乗せるのが
本式なのです。
パンと目玉焼きが同時に作れて
忙しい朝にぴったり!
なのと、見た目に
おしゃれで華やかですよね。
言ってしまえば
目玉焼きトーストですが
ちょっと演出方法を変えるだけで
とても印象的なメニューになるのです。
冒頭にいろんなネーミングを
挙げましたがこれはすべて
「エッグインザホール」
の別名です。
つまり、
それだけたくさんの
異名がつくくらい
生活に根付いている
という事なんですね。
実はこのメニュー、
そしてめっちゃ面白いのが
その流行り方
なんです。
定期的にブームになって
いるのですが
有名店で話題になって流行った
とかじゃないんです。
もっと庶民的な
「家庭で試してみたら美味しかった。」
みたいな流行り方なんですね。
なので、その時々で
ネーミングが異なるんです。
長くなりましたので次回
どんなふうに名前がついていったのか
についてお話ししますね~。」
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。