ベーコンエッグの差別化は〇〇風で!
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
これはベーコンじゃないだろう。
日本はおかしいのでは?
というツイートが話題になってますね。
When will someone tell Japan this is not bacon? pic.twitter.com/K21GbRhegu
— Conbini Boys 🐣🍗 (@conbiniboys) January 13, 2023
なるほど、言われてみれば
僕たちが売り場で見る
ほとんどの「ベーコン」って、
洋画でみるような
主張するカンジのベーコンじゃ
無いですよね。
これは、厚さだけの
問題じゃありません。
たとえば
「ハウルの動く城」では、
めっちゃ美味しそうな
ハムエッグが出てきますが、
なんかすごくガッシリしていて
肉!って感じですよね?
これはおそらく宮崎駿さんが
「ハウルの動く城」原作(原題『魔法使いハウルと火の悪魔』)
の原作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんのご出身、
英国式に合わせてめっちゃ詳しく描写しているため。
イギリスのベーコンは「バックベーコン」
と呼ばれる、『背中ロース肉』を使った
ベーコンでして、
味と歯ごたえがすごく
しっかりしているんですね。
で、そこからじっくりと
油をだして、たまごを焼くんです。
このうまみたっぷりの油が
たまごとも合うんですよね。
対して日本では、
豚バラ肉を使うため
とてもやわらかいんです。
これはこれで美味しいと思うんですよね。
ただ、ご飲食店さんで
本格的な差別化の朝食
ベーコンエッグなんかを
ご提供しようと思うと、
やはり「非日常」の提供は
重要なテーマですから、
「映画でみたような」
海外のベーコンエッグが
望ましい場合もあるかと思います。
日本でも欧州式で
作られているメーカーさんが
ありますから、手に入りますが、
ちょっとコストが上がったり
入手にすこし苦労がいったり
するんじゃないでしょうか。
日本式のベーコンって、
SNSでも指摘している方が
いましたが、これ、
ごはんにも合わせるため
なんじゃないかとぼくも思います。
ですので、ご飲食店さんでも
いっそ
ベーコンエッグも「ごはん向け」に
特化するのも
面白いんじゃいかと思います。
昨年に、カツ丼チェーンのかつやで
「ベーコンエッグソースカツ丼」
という攻めたメニューがリリースされてました。
ですが、考えてみると
ごはんに合ったベーコン
とんかつ
日本人大好き半熟目玉焼き
と、かなり日本食として
正しい方向の進化のようでもありますね。
ベーコンエッグでも
たとえばスパイスでも
柚子胡椒なんかもなかなか合います、
あなたのお店の
メニュー開発にも、
「和の方向性」の意外な活用が
ベーコンエッグにあるかもしれません。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。